7月26日(土)、有志6人で
和歌山のアカイカ釣りです。
ケンサキイカ、全国で色々な呼び方が、
日本海ではシロイカ、
和歌山ではアカイカと呼びます。
当日は波高でしたが、
スルメイカ主体でよく当たりました。


 日   時 2025年7月26日(土)
 天   候 快晴 強風 波高
 釣   船 和歌山 美浜港 供進丸(https://minnaga.com/kyousin/index.htm)
対 象 魚 アカイカ(ケンサキイカ)
釣 り 方 イカメタル 25号~30号
胴突き   80号 7本スッテ
 出   船 集合:16時30分 出船:17時  沖上がり:23時30分
 料   金 13,000円
 釣 り 客 12人(満員)
迷釣会からの参加者6人
 田中(利)、岡田(久)、田所、三原、澤田、富田(幹事)
 6人は船の右舷側に並びました
 <<釣行記>>
 
毎日暑い日が続きます。とてもじゃありませんが日中の釣りは無理です。そんな訳で夜釣りでイカ狙いです。舞鶴方面、和歌山方面の釣り宿さんの情報をチェックすると、舞鶴方面は釣れてはいるが日むらがあります。一方で和歌山方面はスルメイカが混じりますがコンスタントに釣れています。そんな訳で今回は和歌山美浜港の供進丸さんにお邪魔することにしました。
 当日の天気は快晴ではありますが風が強く、波が結構高いです。こんな状況の中、皆さん船酔いもせずに頑張ったようです。

<<田所 さん >>
 ◆釣行記
 当日の天気は波風があるということで、胴突き仕掛けの方が数釣りでは有利とは思ったが、終日イカメタルで遊ぶことにした。胴突き仕掛けは家に置いてきた。
 16時頃、供進丸さんに到着。既に三原車は着いていた。迷釣会有志の6人は供進丸右舷の6席を使うことになり、ジャンケンの結果、前から岡田さん、三原さん、富田会長、澤田さん、私、田中さんの釣り座に決まった。
 17時頃出船し、外海に出るとうねりのある結構な波があり、大型船の供進丸でも上下左右に揺さぶられながらゆっくりとした速度でポイントを目指す。私はエアコンの付いているキャビンに居たが、エアコンの効きが悪く、最初は暑くて汗だくになっていたが、そのうち船の揺れで気分が悪くなり、日汗の様な変な汗をかくようになった。もう限界だと思った頃、やっとポイントに到着し、命拾いした。 
  取り敢えず濃厚リコピンのトマトジュースを飲みながら鉛スッテとドロッパー(エギ)をセットする。船長から鉛スッテは30号を使えと指示が出たが、事前情報で15号がメインと聞いていたので30号は持ってきていない。仕方なく25号の鉛スッテで釣りを開始する。
 船長より水深百?mとのアナウンスがあり、え~100mは深過ぎると思いながら仕掛けを投入する。暫くして着底し少し巻き上げたら重い・・・ いきなり根掛かりかと思ったが巻けばドラグが滑りながら上がって来た。ドラグを締め直して頑張って手巻きで海面まで巻き上げると鉛スッテの方に大きなスルメイカが掛かっていた。坊主逃れ、達成!
 岡田さんから明るいうちは底から数mと聞いていたので、底と5m位の間を巻いて落としてを繰り返していたらパラパラと大きなスルメイカが釣れるようになった。
 集魚灯が点いて暫くすると船長から40~60mの間で反応が出たとのことで、最初は60m迄落として2~3m巻いてアタリを待ち、40m迄巻く動作を繰り返していたが、これでは両手が塞がって飲み食いが出来ない。そこで40m迄落としてスプールを親指で押さえて止め、アタリが無ければ親指を離し2~3m落として止める操作を60m迄繰り返した。こうすれば片手が空くので、飲み食いしながら釣りも楽しめた。
 途中、鉛スッテとエギのダブルも何度かあったが、座ったまま取り込もうとして鉛スッテに掛かったイカが船縁に当たってバレることもあった。ズボラをしてはいけません。
 23時頃には、必殺片手ズボラ釣法も効果がなくなりアタリが止まり、小雨も降ってきたので納竿にした。

◆釣果:
 ケンサキイカ   2匹(胴長15cm位) →お造りにしました。
 スルメイカ   24匹(胴長30cm弱位)→小芋や大根と一緒に煮付けにしました。
 いずれも子供たちには、好評でした。
 親戚に持っていたスルメイカ、「今、イカ高いのに~」とか? 大喜びされました。

 <<岡田 さん>>
 富田さん、企画、幹事、運転お疲れさまでした。
 岡田の釣行報告いたします。
 波風が強い中での釣りでした。
 パラシュートアンカーを打つとのことだったのでじゃんけんで勝ち有利と思える右舷舳の座を選んだ。ところが出港してみると船の2階席に容赦なく左舷からの潮が降りかかり嫌な予感。やはり釣り場は思いのほか波が高く、大きく揺れる舳座は最も大切なステイ動作ができずイカを抱かせることが極困難。
 まず指示通り重い30号メタルを付けて第一投、小さい15cm程度の剣先だ。
 7月16日日本海での30cm超え17匹のケンサキと大違い。
 深い110mのベタ底なので小さいとはいえ手巻きが大変。
 集魚灯が点灯し、船頭からベイトの深度案内があり私は45mを棚と判断し20号に軽くしその付近を狙った。
 時々胴付きの富田さんとお祭りした。
 45m付近の棚はそれ以上浅くならなかったなかでスルメ5匹に1匹の割合で小さいケンサキイカ、ヒットカラーは赤白、赤緑、赤黄のド定番だった。
 釣り座選択の反省と潮が早かったのでオモリグの方が良かったかも?と思いながら23時30分で納竿。
 翌27日は疲れが出て終日何もする気が起きなかった。年齢には勝てないね。
 楽しい釣りをありがとうございました。
◆釣果: 
 ケンサキイカ   5匹
 スルメイカ   20匹

 料理:ケンサキはすべて丸焼き(絶品です)、スルメの一部は一夜干し
 
<<三原 さん>>

 三原です。イカ釣り釣行の幹事、ありがとうございました。
 以下、釣果報告です。よろしくお願いします。
 ポイントまでの航行(1時間以上)は波高でとてもしんどかったです。
 1.5m間隔の5本針胴付きスッテで開始しましたが、1匹も釣れないままお祭りですぐにグチャグチャになり、イカメタルに切り替えました。しかし20号までの鉛スッテしか持っていなかったため深場まで落とせず、40m程度まで浮いて来るまで坊主が続きました。
 浮いてからは、ぽつぽつ釣れてこの釣果です。
◆釣果:
 ケンサキイカ   4匹
 スルメイカ    8匹

料理:
 2人分としてケンサキイカ1匹を普通の刺身、スルメイカ2匹を細切のイカ素麺にして食べ比べました。素麺にするとスルメの固さが良い歯ごたえで、どちらも甲乙つけがたい旨さでした。
 イカ素麺はわさび醤油より、生姜を入れた素麺つゆが合いますね。
 スルメ全部(8匹)の肝と1匹の身で、Webサイトを参考に塩辛作成中です。出来上がりが楽しみです。
 
 
<<田中 さん>>

 トホホでしたが、富田さんのお陰でお土産はドッサリ。
 ど貧果原因は考えるに
①最初からつまづいた
 ・家を出る時にクーラーを忘れる
 ・電動リールに電気が来てない
②浮スッテの道具立てで初めてのイカメタルに挑戦
③途中で浮スッテ5本に切り替えるも仕掛は20年以上も昔の骨董品
④何時間も何のアタリも無いので、お隣の田所さんのメタル釣りを見学。色々教えて貰ってやっと要領を学習し、その後メタルに戻すも2杯追加したところで時間切れ。
 富田さん、田所さん
 お世話になり有難う御座いました。

◆釣果:
 ケンサキイカ   1匹
 スルメイカ    2匹

<<澤田 さん>>

 当日は長時間・長距離を運転いただきありがとうございました。
 行きの船では波が高く酔わないかと心配したのですが、船から落とされる恐怖の方が先に立ち、幸いにも酔うことなく乗り切ることができました。
 イカ釣りでは、腕が必要なイカメタルは早々に諦め、いつもの延縄手法にて、これまでで一番多くイカの姿を見ることができました。
 (途中何度かおまつりをしてしまいご迷惑をおかけいたしましたm(_ _)m)
 ケンサキイカはお刺身に、スルメイカは3匹ほど丸焼き(お祭り屋台の雰囲気を味わえますね!)に、残りはご近所・知り合いにお配りし(大変喜んでいただけました)、さらに残ったものは冷凍庫で出番まで眠っています。
 皆様と楽しくイカ釣りを楽しむことができました。
 またの機会を楽しみにしております。

◆釣果:
 ケンサキイカ   6匹
 スルメイカ   32匹

 
<<富田>>
 
迷釣会7月度例会から2週間、明石のタコも良いけどイカも釣りたいと有志を募ってイカ釣りを企画します。本当は日本海のケンサキイカを狙いたいのですが、釣り船さんのHPを見ると日むらがあります。一方で和歌山方面ではスルメイカ交じりですがコンスタントに釣れているようです。そんな訳でいつもアジ・イサキ釣りでお世話になっている供進丸さんを予約します。迷釣会の皆さん方に声を掛けたところ、総勢6人での釣行となりました。
 釣行日の前日25日に船長に連絡を入れます。「明日は風が強うそうですが波は大丈夫ですか。」船長、「ああ問題無いで。」の一言、当方は波高を心配したのですが、船長からは一言で一蹴されます。
 26日はお昼前に自宅を出発、澤田さん、田所さん、岡田さんをピックアップして和歌山美浜に向かいます。今日は夕方からの釣りなので早起きが不要です。イサキ釣りだと午前0時には起床ですので雲泥の差です。今日は睡眠十分、後は釣るだけです。
 16時過ぎ、美浜港に到着です。結構風が強いです。防波堤から沖を見ますと暴風という感じでは有りませんが、結構波が騒いでいます。そうしているうちに船長が到着、準備を済ませて船に乗り込みます。19日(土)に供進丸でアカイカ釣りをした辻野さん情報ではポイントは印南沖とのこと、船は港を離れ、印南方向に進んでいきます。南風が強いため、低速運航です。最初は船室にいたのですが、あまりの暑さに船外に出ます。船の後尾ですので結構船が上下します。船室にいた乗客の一人が船外に向けて吐いています。どうやら船酔いみたいです。
 今回特別参加の澤田さん、お酒に酔ったことは見たことが無いのですが、波にはめっぽう弱いのです。過去の釣行でも少しの波で酔ったことがあり心配です。ところが今日は大丈夫のようです。実は最近トラバーユしていて、前の会社(小生も一時所属していましたが)では毎日夜遅くまでの勤務で睡眠不足気味だったのですが、今の会社は毎日が在宅勤務とか、その結果睡眠も十分で体調万全です。この波高にもかかわらず酔うそぶりもありません。もくもくと延縄漁をしています。
 さて、小生ですが、ポイントに到着、船長の水深105m(?)の声に自作の胴突き仕掛けを投入します。船長の事前情報より幹糸5号、間隔1.5m、エダスはハリス4号15cm、7本スッテの仕掛けを用意しています。リールは手巻きの小形同軸リールにPE0.8号を巻いています。まだ明るいので底付近と思い、100m程降ろして誘います。すると直ぐにアタリです。100mを手巻きで巻き上げます。すると小形ながらもスルメイカの3連です。
 その後、船長の30mから50mにベイトが見えるとの情報で棚を40m程にします。この棚でもスルメイカが着実に釣れます。釣れるのはスルメイカばかりですが、それでも40m程の棚で時たま微妙な当たりがありますがうまく乗りません。多分これがアカイカなのでしょう。今日の波高ではアカイカは難しい。
 和歌山のアカイカ釣りはパラシュートアンカーを付けての流し釣りです。このやり方だと潮の流れに沿って船が動くので軽い錘で行ける筈なのですが、今日は風が強いために潮の流れとアンバランスになって錘を重くしているようです。右舷側と左舷側でのお祭りが結構発生し、それを解くのに時間を浪費しましたね。左舷の胴突きのお客さん、エダスが2号位と細い仕掛けを使っていたので仕掛けを特に苦労しました。
 今回、アカイカ釣りのためにイカメタルの用意(竿、錘スッテ、ドロッパー類の購入)をしたのですが、第一投段階で船長が、「今日の波ではスルメイカの当たりは分かるがアカイカの当たりはわからんな。」の一言でイカメタルを早々に諦めました。折角購入したので、次回の日本海方面でのイカ釣りでは再チャレンジです。

◆釣果:
 ケンサキイカ   4匹
 スルメイカ   41匹
◆釣り座と釣果:
 

 
 今回の釣行、釣果に恵まれなかった方は道具立てと仕掛けが悪かったのかと。今回はイカメタルに比べて延縄漁の圧勝でしたね。
 それともう少し風が弱ければ良かったかと。
 日本海でのこの時期の釣りでは、特に夜はベタ凪になります。どこかでイカメタルの再チャレンジをしたいものです。

 皆さん、波が高い中、ご苦労様でした。

以上、富田記

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