毎年恒例の湯浅のデカアジ釣り、
今年もと思っていたところ、
悪天候のため中止に。
急遽阿尾の共栄丸さんに連絡して
イサキ釣りに変更です。
共栄丸さんでは珍しい
お客様にも遭遇です。


 日   時 2025年4月21日(月)
 天   候 晴れ 北風:釣り始め 5m/s位 → 終盤 10m/s位
 釣   船 和歌山日高町 阿尾 共栄丸(https://minnaga.com/kyoueimaru/)
対 象 魚 イサキ
 出   船 集合:4時45分 出船:5時15分~沖上がり:11時30分 
帰港:12時15分(強風で早めに切り上げ)
沖 上 り 11時30分
 料   金 13,000円(氷、撒き餌付き)
 釣   客 共栄丸2艘出船 各船共に乗客は8名 山本、岡田(久)、田所、富田の4人で釣行
<<釣行記>> 
<<富田>>
 例年恒例の湯浅のデカアジ釣り、今年もニュー紀南丸さんを予約します。女将さんに連絡を入れ、4月21日(月)を予約します。今年もデカアジが釣れており、後は天気だけだと毎日天気予報を眺めます。どうやら21日は好天と安心していると、前日(20日)の17時27分に女将さんから電話が。明日の確認電話かと思っていると女将さんからの第一声が「富田さん、明日は船出ーへんよ。アジ釣り、紀伊水道の真ん中まで行くのやけど、風が強くて波が高いので船長が出ないと言うてる。」と。さあ困りました。船長が出ないと言っているので仕方ありません。でもせっかく皆さんが予定していた釣りです。ここで諦める訳には。ここ数日、日ノ岬周辺の釣船のHPをウォッチしてデカアジの釣果状況をチェックしていたのですが、こうなるとデカアジ釣りの船は駄目ですが、確かイサキ釣りだとデカアジとポイントが違います。紀伊水道の真ん中ではなく日ノ岬沖になりますので波風は大丈夫かも。イサキ釣りで有名な阿尾の共栄丸さんのHPを見ると4月20日の大漁です。そこには21日も出船と書いて有ります。早速共栄丸さんの電話します。
「明日のイサキ釣りの乗合、4名いけますか?」
「はい、大丈夫ですよ。」
 デカアジ釣りからイサキ釣りに変更して参加者の山本さん、岡田さん、田所さんに連絡です。流石に釣りキチの3名さん、デカアジ釣りからイサキ釣りへの変更、快く了解いただきました。
 共栄丸さんの集合時間は4時45分です。ニュー紀南丸さんお集合時間が4時30分でしたので、湯浅から阿尾と距離は長くなったのですが、往路のタイムスケジュールはそのままで行けました。湯浅だと途中に餌屋さんがあるので付け餌のオキアミを購入可能ですが、阿尾は途中にあいている餌屋はありません。そのため、高槻のブンブンまでオキアミを購入しに出かけます。4名分のオキアミを購入して準備完了です。
 さて当日ですが、0時30分に起床(早い!!!)、1時過ぎには出発、途中で田所さん、岡田さん、山本さんをピックアップして一目散に阿尾漁港まで向かいます。4時30分頃には到着、共栄丸さんの船着き場前で船長を待ちます。待っていると釣りガールが二人ほど現れます。どこかで見た顔やなあと思っていると何とフッチー(渕上万莉)さんとにっしゃん(西田直恵)のお二人です。「今日は取材ですか?」とたずねると、「今日はプライベイトです。」との返事。同じ船かなあと思っていると、今日は共栄丸さん二艘態勢で、残念ながら別船に乗って行きました。
 船長が到着、軽トラから氷を受取乗船です。共栄丸さんでは予約順に船長が釣り座を指定するみたいです。我々は昨夜の遅くに予約しましたので、全体のラスト9番くじで釣り座は左舷の舳から3名、右舷の舳に1名となりました。乗船して釣り座で準備を始めます。船は5時15分には出船、湾内は波が有りませんが、港を出ると風が強くて波がそこそこあります。ポイントは日ノ岬の直ぐ沖合です。阿尾は日ノ岬の付け根にありますので、最大のメリットはポイントまで近いということです。ポイントには早々に到着、水深45m釣り始めます。船長から「底から5m~10mでやって、小さいイサキが釣れたら棚を上げて。」の指示、一旦仕掛けを底まで落とし、5m上げて撒き餌を巻いて魚信を待ちます。すると早速のあたりです。巻き上げてきますと、小形ながらもアジの一荷です。二投目もアジ、今日はアジの日か?と思っていると三投目は待望のイサキです。その後もイサキは順調に上がります。この日の釣り、ポイントの微調整は有りましたが、ほぼ同じポイントでした。棚は最終的には底から8~10mで食ってきたように思います。大型のイサキは釣れませんでしたが中型、小形のイサキ、アジがコンスタントに食ってきた一日でした。でも風が強く、波も高くて、ニュー紀南丸の女将さんが言ってたように、紀伊水道の真ん中には行けなかった日でした。女将さん、正解!!!

◆釣果:
 イサキ   36匹(32㎝~20㎝)
 アジ    21匹(20㎝強)
 
 ◆おまけ:
 フッチーさん、にっしゃんを両手に花の富田でした。
 

<<岡田さん>>

 デカアジ釣りが強風と高波で急遽中止になったが富田さんの配慮で春イサギ釣行になった。
 出船したもののやはり海上は風と波が高い。そんな釣り環境で昨夜作ったマイ仕掛けでいよいよ釣り開始。イサキは棚取り、誘い、手返しの早さがコツ。底から5mまで落とし撒き餌してゆっくり12mまで巻き上げると8mでヒット、順調に続く中、ヒット直後に強い引き。青物の横取りか?嫌な予感。3年前は海面から10m前後で待ち構えられたが今回はヒット直後。やり取りするが3.5号ハリスは耐えきれずプッツン!ナント4回も襲撃された。無理承知で4号に変えていたら富田さんから、なにやってんね?
 ウリ坊仲間が6匹お目見えしたがすべてリリースした。
 終盤は強風となり釣りにくい中、アジがボチャンしながらイサキに混じる。
 挿し餌が無くなってから効率が落ちる。幸い仕掛け7つロストと塩被りくらいの被害で帰港。二人の釣りガールのクーラー満タンニコニコ顔が印象的。富田さんが両手に花のワンショット!
楽しい釣行、富田幹事ありがとうございました。
 

◆釣果:
 イサキ  41匹
 アジ    9匹

<<田所さん>>
 
 今回も釣り富田会長の車に1:30にピックアップしていただき、その後も、岡田さん、山本さんも乗せて荷物ギュウギュウの4人乗りで和歌山に向かう。港に着いたのが4時半頃だが、共栄丸さんの船着き場が分からず他の釣り客らしき人々(車)の場所に駐車した。暫く待っていると船長が来て乗船名簿への記入と釣座が指示された。我々は4人枠なので仲間内で抽選し、右舷のミヨシが私、左舷のミヨシが山本さん、2番目が富田会長、3番目が岡田さんに決まった。
   未だ薄暗い5:15には出船です。日ノ岬半島の北側から日ノ岬灯台の南側に移動するのだが、あいにくの強い北風で、右舷のミヨシにいる私は釣り場に着く迄に水しぶきでびしょ濡れになった。
 水深45mのポイントで、船長から底から5〜10mと指示があった。取り敢えず1投目は仕掛けを着底させ、電動リールカウンターの誤差を確認し、5m巻き上げ、コマセを出して1m巻く操作を何回か繰り返しているとヒットした。上がって来たのは縞模様の残ったイサキ(ウリボー)だったが、前回坊主だったので大事にキープです。
 
 ミヨシの釣座は、風が下から舞い上がってくるので、仕掛けを投入するのに手こずった。また、正面が日の出の方向になり、穂先(アタリ)が見難いったらありゃしない。
 その後もパラパラとイサキは釣れたが、30cm以上の良型は釣れない。
 終盤からはアジが釣れる様になったが、玉網を用意して無かったので、口が弱いアジは海面から引き上げる時に5匹位はバラしてしまった。中盤からいちいちオキアミを刺し餌するのも面倒になったので、アミエビに似たワームを付けてみたがワームでも釣れた。
 終了間際には海面が白く波立つ程風が強くなって来たので、予定より少し早く納竿となった。
 お腹がパンパンになった良型のイサキは姿を見せず残念だったが、お土産を沢山釣る事が出来た。
 波風で揺れる船に立ち続けていたので、今頃足腰が痛い。

◆釣果:
 イサキ   46匹(28〜20cm)
 アジ    16匹(24〜18cm)
 チャリコ   1匹(23cm)

<<山本さん>>
 
 陸上ではそれほど感じなかった風は海上では一段ときつくなっていました。釣り糸が縺れるなあと心配しながらの実釣開始です。
 釣り座抽選の結果小生は一度経験したかった左舷ミヨシを選択したのですが・・・。
 船頭の指示棚に従い着底後5m巻き上げ、餌を振り出すと同時にグイと来る当り、上げてきたら小さい鯵が一匹、次もアジが2匹付いてきました。これは今日強風予報を懸念し、出船しなかった「ニュー紀南丸」の大鯵の代わりに申し訳程度の子供が釣れてくれたのかなあ?なんて思いながらイサキ狙いで棚を攻めます。
 棚取りが悪いのか、一向にイサキちゃんの顔を拝めません。
 何処が悪いのか、ミヨシから2番目の釣り座の富田さんの横に付き、棚どりの仕方を教えていただきました。更に小生がトイレに立った間に富田さんが小生の釣り座で小生の道具を点検、鉄仮面のサイズが小さく、餌の出口穴が小さいのがいけないとの指摘、富田さんの予備の鉄仮面を借りての再開です。
 気を取り直しての釣再開でしたが、ミヨシ独特の海面から吹き上げてくる風に仕掛けが舞い上がり、思うように落ちてくれないのに四苦八苦。そうこうするうちに今度は胸がムカムカしてきました(腹を立てているのではありません)。
 強烈な船酔いの兆候です。しばらく船べりにしがみついて吐き気が収まるのを待つのですが益々ひどくなり、ついにダウン、キャビンで横になるも嘔吐は収まらず、何度もキャビンからトイレに走る状態。ついに納竿迄釣り座に戻ることができませんでした。後で知ったのですが、強風のため早めの納竿だったのですね。
 悔いの残る釣行となりましたが、次回のイサキ釣り本番の6月には何とか挽回できればと思っています。
 富田さん、道具の撤収迄お世話いただき、ありがとうございました。

◆釣果:
 イサキ   15匹
 アジ     5匹
 
 

 迷釣会は昨年後半から天候には恵まれませんね。天気予報を眺め眺めしながらの釣行日決定でしたが、今回も厳しかったようです。風が強くて波も高い、せめてもの救いはうねりが無かったことでしょうか。
 次回は好天に恵まれて大漁といきたいものですね。

以上、富田記
 RET TOP