5月度準例会(企画その1)
「鯛や鰤が舞い踊る」でした!!!
皆さん、大爆釣でしたよ!!!


日   時 2023年5月13日(土) 出船9:20 沖あがり17:00
天   候 曇り時々小雨
釣 り 船 西舞鶴 瑞翔
狙 う 魚
真鯛、平政、鰤
料   金 19,650円(氷、オキアミ3kg×3枚付き)
フカセ用リール&竿の借用は別途2,000円
釣 り 客 岡田(久)、山田、三原、富田 4名
 <<釣行記>>
 5月度準例会(企画その1)を開催しました。西舞鶴の瑞翔さんから出船し、経ヶ岬沖の白石礁で完全フカセで真鯛、平政、鰤を狙います。
 当日の天気予報は雨模様とのことで心配しましたが、一時的に小雨が降っただけですみました。風はなく海はべた凪状態です。
 9時30分出船ということで、皆さん9時前には集合です。
 荷物を積み込み9時20分には出船します。
 釣り座は抽選の結果「1番くじ・岡田さん」が右舷の大艫、「2番くじ・山田さん」が左舷の大艫、「3番くじ・三原さん」が右舷の胴の間、「4番くじ・富田」が左舷の胴の間に決まりました。3番くじ、4番くじは船の向きと潮の流れのかげんによっては左舷→右舷側へ、もしくは右舷→左舷側へ移動します。何はともあれ決められた釣り座で釣り準備です。
 瑞翔さん、今回は船長のほかに船長見習の山本さんが中乗りとして乗船です。皆さんの釣りの世話をしてくれます。実はこの山本さんが大活躍です。皆さんの掛けた魚の取り込み、魚の絞め、血抜き、神経締めまでしていただくことになりました。それも総計27匹も。
 それでは皆さんの釣行記を紹介します。
 

<<山田さん>>

 心配していた雨もしぐれ程度で沖上りまで持ち応え、良い釣行となりました。
 以下、釣果報告です。
 5月準例会で西舞鶴の瑞翔さんから白石礁に出撃しました。完全フカセで平政を狙います。白石礁の遊漁船の釣りは午前11時からとなっていますので、11時前に白石礁の手前の海域に到着し11時まで時間を待ち、11時にスタートしてアンカーを打ちます。久々の餌釣りです。使用するラインはフロロの7号300m、仕掛は8号、15m、3本針です。仕掛けを流す前に沖アミを撒き、餌の街道を作ります。潮は程よく流れ、方向も11時と良好です。50mくらい流したところで、フカセアラームが小気味よく鳴ります。第1投目からヒットです。そこそこに引きです。ここでトラブル発生です。電動リールが巻き上げモードに入ると電源がOFFします。巻き上げをOFFにすると、ディスプレイは表示されます。しかし再度巻き上げモードに入ると電源OFFとなります。已む無く手巻きです。なかなかの引きでやり取りをしながら残り20mくらいまで巻き上げたところで痛恨のバラシです。今日は幸先からついていません。数年前も第1投目でバラシ、その後音沙汰なしの苦い経験が頭をよぎります。
 回収した仕掛を確認すると下針が無くなっています。フッキングは良かったみたいです。仕掛を交換し、第2投目です。110mを越えたところでヒットです。ここからは手巻きでやり取りです。最初は慎重に巻き上げますが、電動リールで手巻きするのは負荷が掛かります。5分程度を掛けて63cmの雌のマダイをゲットしました。
 ここで電動リールの不調について、富田会長から、手持ちバッテリーが満充電されていないのではないか、とバッテリーに問題があるのでとのアドバイスです。バッテリーは2週間前に使用して前日に満充電し、その後久々の登場のフカセ用電動リールで通電を事前に確認していたのですが、別のバッテリーに交換すると、トラブルが解消しました。富田会長、アドバイスありがとうございます。
 その後暫く当たりがなくいやな雰囲気でしたが、待ち疲れたことろに当たりです。電動リールの巻き上げも復活で余裕の巻き上げかと思いきや、強烈な引きで電動リールが悲鳴を上げています。5m巻き上げ、その倍の10m引き出される、一進一退で100mを中々切ることができません。残り20mとなっても一進一退が続きます。それでもドラグを閉めずにやり取りをして、90cmの丸々太った鰤を中乗りさんが無事にネットインです。ところがまだ引きがあります。下針に62cmの雌のマダイが居るではありませんか。富田会長のブリ2本程ではありませんが良く引くはずです。しかしこの後が潮の流れと船の向きが迷走し、お祭りが多く、50cmの真鯛とイサキを追加して納竿となりました。
 平政は釣れなかったものの鰤を釣り上げることができ、満足な1日でした。

◆釣果
 真鯛   3匹(63㎝, 62cm, 50㎝)
 鰤    1匹(90㎝ 7.84㎏)
 イサキ  1匹

 

<<岡田さん>>

 8時半頃、西舞鶴に変わった瑞翔さんの船着き場に到着、次期船頭の山本さんも乗船し9時過ぎ出船。
 白石礁の待機釣り船は11時の合図で一斉に釣り場へ全速で向かう。薄日で1m以下の波、絶好の釣り日和だ。
 200mまで探るよう船長の指示、右舷艫の釣り座で自作仕掛け8号15m、ヒラマサブリ王13号3本針で撒き餌しながら完全フカセをスタート。流し直後50m付近でいきなりピッピッピッとサイン、サミングしながら合わせると強い引きの反応。エッ何!なんかの間違いでは? しかしフロロの色表示からもカウンターは間違っていない。手巻き補助入れながら巻き上げると海上に鰤の魚影。即同じところまで流したら又もほぼ同じ大きさの鰤がヒット。
 その後は100m付近でピッピッピッとサインが出るがそこで終わりが数回続く。エサ取りがうまい魚だ。撒き餌は2時間に1枚の割で!船長指示。
 シモリやオモリでエサ取り深度を避け棚探りして120m~180mで3枚の真鯛がヒット。
 15時頃から予報通り小雨と同時に潮の向きも後方から左舷方向に変わり仕掛けが船に絡まりプツン。15m仕掛けは船上での扱いが難しいので12m仕掛けに変え釣り座を変更し1枚の真鯛のヒット直後潮の流れがまたも後方に変わり釣り座変更。
 貴重なタイムのロスト。残る1時間に120m付近で続けて2枚の真鯛がヒットし納竿。
 鰤は尾を切って収納。クーラーは追加氷でほぼ満タン。中乗りの山本さんはすべての魚の血抜きと神経締め処理をしてくれ大変助かった。
 今回平政様にはお目に掛かれなかったがリールトラブルも無く6時間完全フカセ釣りを楽しむことができました。

◆釣果
 真鯛   6匹(62cm~54㎝  真子5、白子1)
 鰤    2匹(89㎝ 8.2㎏、80cm 7.5kg)
 

<<三原さん>>
 完全フカセ釣りの釣果は今回が初めてでした。難しい釣りですが楽しめました。レンタルのリールでしたが、糸の出があまり良くなく、富田さんから「150mぐらいで釣れたよ」というのを2回聞いたとき、自分はまだ100mも出ていない超スローでしたが、どうにか5匹ゲットしました。
 いつの間にかクーラーボックスに釣った覚えのない鰤が入っていました。
 青物が釣れなかった私への富田さんからのプレゼントです。
 富田さん、ありがとうございました。

◆釣果
 真鯛   5匹(いずれも50cm以上の良型ぞろい)
 鰤    1匹(いただきもの)

◆料理
 釣行翌朝8時から魚を捌き始めましたが、12時までかかりました。
 特に大きな真鯛のかぶと割りに苦労しました。
 先輩諸氏、かぶと割りのコツがあればお教えください。
 本日の夕食は真鯛と鰤の海鮮丼の予定です。あら炊き、真子の煮付けも楽しみです。
 
<<富田>>

 9時20分、遊漁船瑞翔は経ヶ岬沖を目指して出船です。各自抽選で決まった釣り座で準備です。11時前にはポイントの白石礁の手前に到着です。11時を合図にポイントに向かいます。ここでは遊漁船は11時の合図でポイントに移動、抽選順に錨をおろします。(以前は競争だったのですが。そのころはポイント争いのボートレースも楽しみの一つだったのですが。近年は抽選になったようです。)
 船長から「やって」の声です。今日は潮が早めなのでポイントより少し遠目に船を付けたとのこと。最低でも150m、最長でも200mまでとの指示です。
 潮は11時~12時の方向に流れています。左舷胴の間は少し長しずらいのですが、何とか流せそうです。
 釣り始めたとたん、右舷の艫で釣っていた岡田さんにアタリです。50m位で当たったとのこと、鰤をゲットです。こちらは150m位流したところで今日の初ヒットです。巻き上げますが途中で痛恨のバラシです。上げてみると針は全て無事です。針外れでしょうか。気を取り直して再投入です。今度も150m程流したところでヒットです。今度は良型(60cm前後)の良型真鯛です。
 その後、流すたびにヒットするもののバラシの2連発。少し食わせた方が良いのかなあと思いながら再投入します。真鯛を2匹程追加したあと強烈な引きです。後ろの釣り座にいる山田くんに迷惑をかけながら何とか巻き上げます。ようやく中乗りの山本さんにタモ入れをしてもらいます。大きな鰤です。一匹上げますがまだ引いています。先針にもう一匹鰤が。鰤のダブルは初めてです。
 ところがところが鰤のダブルに驚いてはいけません。途中で船の向きも変わり、アタリが一時遠のいたとき、170m程流すと強烈なアタリです。電動リールのスイッチを入れますが巻き上げられません。ドラグが滑ります。これは流しすぎたから根がかりか?。何とか巻き上げようとしますが5m巻いては10m糸が出ていくという状態が続きます。前回の鰤のダブル時のように山田くんに迷惑を掛けながら巻き続きます。わずかづつですが巻き上げています。何とか頑張り山本さんに取り込んでもらいます。巨大鰤です。全長がm越えを優に超す116cm、重さは12.5kgありました。こんな巨大魚を釣ったのは初めてです。一気に疲れが出てしまいます。あまり大きく出クーラーボックスには到底入りません。お魚さんには申し訳なったのですが尾っぽ部分を切らせていただきました。
 その後、船の向きは変わりますが、潮は9時方向に。左舷胴の間からは問題なく流せます。投入ごとに120m位でアタリがあり、良型の真鯛をゲットです。
 あまり釣れすぎた反省:クーラーボックスが小さすぎた。普段は内寸が75cm位の50リッタークーラーなのですが、流石にこれでは巨大鰤1匹+普通の鰤3匹、良型真鯛6匹は入りません。幸いにも人間の餌用クーラーボックス17リッターを持参していましたので、人間の餌を放り出して真鯛を3匹収納、鰤1匹を三原くんのクーラーボックスに退避して何とか恰好を付けました。
 さて、当日の皆さん方の釣りを観察していて感じたこと:
 フカセ用リールの糸出方が異なっていたのが釣果を分けたのではないか?
 当日、最も糸が良く出ていたので富田のリールです。三原さんのコメントにありますように糸の出方が圧倒的に違っていました。これは山田くんのリールにも言えます。そこそこ早い潮だったので、糸の出が悪いと仕掛けが浮くのではないかと思います。富田のリールは糸の出が良かったので仕掛けがポイントにうまく入ったのではないかと思います。ところがフカセ釣りの難しいのは、糸の出が良ければすべて良しにはならないことです。中には糸の出を遅らせる釣り方もあるようです。この日は潮の流れと富田のリールの糸の出がマッチしていたということでしょうかね。
 いずれにしろ電動リールのメンテナンスは重要です。皆さん、メンテナンスしていますか。富田は釣行前には必ず専用オイルで手入れをしていますよ。この差が大きかったように思います。最も三原さんの場合は貸リールですのどうしようもないですが。(三原さん、フカセ用の電動リールを新調する?)

◆釣果
 真鯛   6匹(70cmを頭に52㎝までの良型ぞろい)
 鰤    4匹(116cmを頭に)
 
メーター越えの鰤(116cm、12.5kg)
重すぎて持てません

釣果の一部(分断されたかわいそうな鰤)
 皆さん、いずれにしろ大満足の釣行だったようです。
 さて5月度の準例会(企画その2)はどうなるでしょうかね。
 山本さん、田所さん、澤田さん、頑張ってくださいよ。
 小生は企画その1で堪能しましたのでそこそこに押さえます。

以上、富田 記
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