<<釣行記>> <<富田>>
辻野幹事の、
皆さん、お疲れさまでした。
今年度3カ月分の期待を乗せて、雨風を衝いての出船となりましたが、日ノ岬沖手前で中止となってしまいました。中止という残念な結果になりましたが、玉市丸のチャレンジと最後の英断に感謝したいと思います。消化不良に方は、個々に再チャレンジして下さい。
ということで、6月13日(月)に玉市丸まで単独で釣行してきました。
<<コメント>>
待望の6月度例会が本当の直前で中止となり、美味しいイサキが諦め切れず、天気予報を睨みながら13日(月)に玉市丸まで単独釣行してきました。
3時40分集合、4時出船です。当日は釣り人は5名、富田は最後の予約でしたので空いていたのは左舷の胴の間です。
一時間程かけて日ノ岬沖に到着です。何処かの船が底引き網を引いています。船頭さんに聞くとイサキを取っているとのこと。底引き船が行き来する間をねって船を付けます。
水深は45メーター、船頭さんの「底から8メーターから始めて」の合図で釣り始めます。仕掛けは自作の4本針、先針は空針にしており、そこに土曜日の例会で買っておいたオキアミを付けます。 一投目から良形のイサキが食ってきます。徐々に棚も上がってきます。最初は底から8メーターでしたが棚がどんどん上がり、最後は底から20メーター程で食ってきます。しかし、底潮が動いておらず、なかなか追い食いをしません。大事に一尾一尾釣り上げます。棚20メーターで快調に釣れていたのですが、途中で全然食わなくなります。潮が変わったのでしょうか。30分程何にも釣れません。棚を8メーターから色々と変えて探りますが全然駄目です。仕方が無い、運が良ければガシラでもと仕掛けをベタ底(底から4メーター)に落とします。すると直ぐにあたりです。きっとガシラか他の訳の分からない底魚だと思ったのですが、あら不思議、立派なイサキです。あとはこのベタ底の棚で入れ食いです。イサキがアジよりも低い棚で釣れるとは。初めての経験でした。
結局殆どが30センチオーバーのイサキ、89匹をゲットです。途中の棚ボケが無ければ100匹オーバーだったでしょう。
それでも50リッターのクーラーがほぼ満杯です。
イサキ釣りの極意(個人的見解です):
1.イサキは棚を釣れ
船頭さんの指示棚を釣る。食いが立つと棚は上がってくるのが常だが、今回のようにベタ底になることもある。釣れなくなったら棚をベタ底から探るべし。
2.仕掛け
仕掛けは船頭仕掛けでも自作の仕掛けでも食いは変わらない。オキアミもあまり関係ないように思う。付けると手返しが悪くなる。手返し重視で付けない方が良い。
3.鉄火面での釣り方
鉄火面の重さは100号前後。天秤は33センチ程。天秤の先に50センチ程のクッションゴムを付ける。仕掛けは船頭仕掛けがベスト。
船頭さんの指示棚が底から8メーターの場合
(1)仕掛けを底まで落とす。
(2)そこから7メーター程上げる。
(3)竿を振り餌を出す。
(4)直ぐに仕掛けを1メーター程上げる。撒き餌の煙幕の中に仕掛けの疑似餌が漂っているイメージ。潮の速さによっては餌を振り出してから上げる長さが違う。
(5)当たりが無い場合、振って餌を出し、1メーター程上げる
(6)再度当たりが無い場合、(5)を繰り返す
(7)3回餌を出して当たりが無ければ仕掛けを上げて再投入(手返しが重要)
(8)次からは底から5メーターまで落とし、2メーター程直ぐに巻上げる
(仕掛けを落としたとき、鉄火面が最下部にあり仕掛けは真上にたなびいている。2メーター程余分に仕掛けを落として直ぐに巻上げることにより仕掛けの位置が鉄火面の位置と同等になる。)
(9)底から7メーターなので、そこで竿を振り1メーター上げる
(10)以下、繰り返す
(11)当たりがあった場合、直ぐに電動リールをONではなく、手巻きで5メーター程ゆっくりと巻上げる(追い食いをさせる)。その後電動リールをONする。イサキは口が弱いので巻上げは慎重に。
(12)常に棚を注意する。棚は変化刻々変化する。
PS:森西さんの質問の答え
@テンビン(プラスチック製?)の長さは、何センチですか?
鉄仮面は借用しなかったのですか?
A.天秤の長さは33センチ。(玉市丸で購入した天秤つきの鉄火面)
玉市丸で天秤付きの鉄火面を2,000円で売っています。
A仕掛けは、船頭仕掛けですか?
富田仕掛け(針は何号、何本?、ハリスは何号、何センチ?、間隔は何センチ?幹糸は何号、何センチ?)ですか?
A 船頭仕掛けで良いと思います。
ちなみに富田の自作仕掛けは
ハリス3号、グレ針6号スキン針、間隔60センチ、ハリス長20センチ4本針
B針にエサ(オキアミ?)は、付けていましたか?
A.付けていましたが多分無くても食いは変わらない。付けないほうが手返しが良くなる。船頭さんは付けないのを推奨。

以上、富田 記
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