<<釣行記>>
<<富田>>
岡田さん、矢野さん、富田の3名で間人の梅垣丸まで釣行してきました。
午前5時前、枚方を出発、一路間人港へ、8時前に到着です。間人漁港で魚の競り市を見学です。本マグロ2匹も並んでいます。手前のマグロは48キロ、2,500円/キロで競り落とされます。
その他にイカなどが並んでいます。岡田さんはヒラメ、矢野さんはハマチ、富田はブリを競り落としてもらいます。さあ、これで坊主でも大丈夫です。
さて当日の天候ですが、予報では曇り一時雨でしたがこれが大はずれ、一日中雨の中での釣りとなってしまいました。
ポイントは間人漁港を出て直ぐのところです。何分も走っていません。こんなところで釣れるんかいなというようなところです。
釣り始めますが潮が動いていません。色々と工夫しながら釣りますが全然釣れません。船がフラフラするのか、糸の流れる方向もコロコロ変わります。糸が船底方向に流れているとき、色々と誘っているとき、突然のあたりです。強烈な引きをさばきながら巻上げます。青物の引きです。のされそうになりますが何とか上げてきます。使っている竿は定年退職で後輩達が贈ってくれた真鯛竿です(シマノの舳[みよし]定価4万5千円)。流石高級竿です。強烈な引きにもきちんと耐えてくれます。魚が見えてきました。青物です。引き寄せて見ると何とヒラマサです。それも78センチの大物です。ヒラマサは久しぶりです。7年程前に鷹巣で釣って以来です。
そうしているうちに岡田さん、矢野さんも真鯛を上げます。
富田はヒラマサ以降、あたりがありません。シモリを付けたり外したり、色々とトライしますが、雨が身に染みるばかりです。辛い釣りになりましたが、夕まずめまではと頑張ります。5時位でしょうか。突然糸が走ります。これも強烈な引きです。72センチの大鯛です。仕掛けを再投入するとまた走ります。今度は60数センチの真鯛です。
今回は大物3匹を釣って帰りますが、クーラーの中には市場で競り落としたブリが入っています。帰ってから嫁に文句たらたら言われます。何で釣った後に市場に行かないのと。(それは無理というものですが)
写真は吊り上げたヒラマサと後輩達が贈ってくれた竿とリールです。
<<岡田さん>>
昨日は大変潮の動きが悪く、また雨の中で、合羽の中まで濡れながら、ひたすら寒さに耐える釣りになりました。基本的に潮が動かずまた2枚になったりと、分かりにくい状況でした。また、天候や体調も良くないと集中出来ません。くれぐれも体調管理を行ってください。
(1)釣果(私の大体の記憶です)
富田:ヒラマサ78cm×1
真鯛 35~72cm×3
サメ 60cm(?)×1
矢野:真鯛 32~45cm×2
岡田:真鯛 35~45cm×2
大体釣れたタナは70~90mでした。これは日によって、潮によって大きく違います。非常に緩い潮の結果なので参考としてください。速い時はタナが200m~270mに来る場合があります。
(2)テクニックとノウハウ
①潮を読む
その日の釣り場に着いたら、20号程度の錘を付けた道糸をまず投入して、潮の速さとクセを観察する。
・潮が速いか緩いか、普通か?
・二枚潮か一枚潮か?
②仕掛けの基準
・ハリスは7号:
硬すぎず、弱すぎず、間人のフカセには丁度良い。竿の腰がやわらかくても、しっかりしたねばりがあれば6号ハリスでも富田さんは78cmのジラマサを上げています。
・針:
真鯛針の12号程度
小ぶりの針の方が重くないので、潮の流れになじみやすい。仕掛けが真っすぐになる。針数はお祭りや取扱、手返しの速さから、2本バリがベスト
・全長:
梅垣船頭さんは7号、12mのもの使用。大体、10m前後が扱い易いです。
③撒き餌
・余りまじめにやる必要なし。大体の撒き餌のゾーンを海中に作って、その中に仕掛けを流して行くイメージです。私は大体5~10mおきに一つまみ程度ですが、大体40~50m位まで撒いていました。船頭さんはもっと少ないようでした。
(3)結論
①潮を読む。
②それに合わせた仕掛けを使用する。潮にふさわしい重さを考える(要実践の経験)。
サルカンは潮が緩ければ軽くして、速ければ重くする。緩い時はサルカンは無しでも可。
③大体、その日の潮から考えて、水深(40~50m)の1.5~3倍位を最初の基準で流してみる。流す距離は餌の取られ具合で少しづつ変える。そして流す予定の距離の80%程度の所でスプールを指で止めて潮上に誘ったり、その後は、スプールを止めたり、流したり、と断続的に仕掛けを流してみる。
④基本的に「鷹巣沖」のフカセの基本は全く無視してかかることです。要は積極的に「釣りに行く」くことです。
<<矢野さん>>
疲れました、辛かった、出発は3:30、帰着は24:00、一日中雨、下着まで染み込みました、雨の中で食べた弁当は茶漬けならぬ水漬け、3/11津波を被って一晩を過ごした人を思えば大したことは無いかもしれない。その中富田さんは大したものです、枚方⇔間人を往復運転、釣りは雨の中、当方そろそろ限界、もう止めようと言い出そうと思っているのですが黙々と楽しそうにやっています、6才の年令差の体力は差が有るでしょうが釣りに対する意欲に大きな差が有ります、釣果に差が出るのは当然でしょう、富田さんに敬服です。
矢野さん、実は富田もいつ止めよう、いつ止めようと思っていました。只、初めて乗った船で夕まずめも待たず止めましょうかとも言えず、ひたすら耐えていたのが実情です。そんな中、ラッキーにも夕まずめにあたりがきたのです。
以上、富田 記
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