太刀魚のリベンジ報告(田中・阿部)  
 
日   時 2009年12月27日(日) 6:45出船 13:20帰港
天   候 晴れ(微風冷たい)
釣   船 いずみ丸(谷川) 乗客は全員で10名
費   用 船代6,000円/人
釣   場 淡路沖(水深100m)
仕   掛 太刀魚  太刀魚テンヤ40号1本針、冷凍イワシ(150円/パック)、生イワシ(持参)
ガシラ  泉南五目胴突き二本針仕掛け、このしろの切身(下針)、ゴカイ(上針)
釣   果 田中 太刀魚 80〜100cm 7匹
阿部 太刀魚 80〜100cm 6匹、80cm以下 5匹
   ガシラ 〜20cm 3匹、15cm前後 4匹
   (その他、お土産として40cm前後のグレ3匹ずついただきました。)
<<釣行記>>
<<阿部>>
 今回はアジ釣り用の軟調の竿を持参した。今まで、船釣りでは硬い竿を使っていたが、常々食いの悪さを実感していたからである。穂先が柔らかいため底取りが難しく、もたもたしていたら助手の甲斐さんに散々からかわれて、その後、手取り足取り、最後まで竿の扱い方をアドバイスしてくれた。
また、前回と同様、テンヤへの餌の付け方、当たりの取り方など、丁寧に教えてくれた。
 更に持参したテンヤが、えさ固定用の針が1本しかない事に気がつき、半田ごてを持ち出してきて2本針にしてくれた。なんとも行き届いたサービスである。
 竿を軟調に変えた事から、当初、底取り、アタリの取り方・見分け方、誘い方など、分らない事が多く、多くのチャンスを逃したが、太刀魚釣りの感覚がつかめるようになってから、順調にアタリが取れるようになり、釣果も上がるようになった。
 前回も書いたが、習得した太刀魚の釣り方は次の通りである。
1.餌付け・・・餌は尻尾がピンと跳ねるように上手に取り付ける。
  大きすぎる餌は頭の一部を切り取って短くするほうが良いとの事。
  生餌のほうが食いが良い感触であったが、取り付けが難しいので良否の判定は難しい。
2.太刀魚の釣り方は次のとおり。
  1)仕掛けを底まで下ろすとゆっくり巻き上げ3〜4mでとめる。
    アタリがなければ1m程度巻き上げて止めて待つ。
    あたりがなければ更に巻き上げてアタリ待つ。
  2)アタリがあれば少し合せてそのまま止める。
    竿を下ろしながらゆっくり巻き上げる。
    そこで止めて2番アタリを待ちながら、取り込みの体勢を整える。
    アタリがくれば再度合せて本アタリを確認して巻き上げる。
  3)2番アタリがなければもう少し巻き上げて様子を見る。
    アタリが無ければ巻き上げながら、餌を下ろして再度誘いをやり直すか、
    巻上げを継続するか、
    餌をちぎられたと考えて引き上げるかの判断をする。
    この判断は極めて難しい。
    甲斐さんによると、これが適切にできるようになると釣果が上がるとの事。
3.アタリを探る範囲は底3mから20mであった。上のほうはサイズが悪く、後から聞いた話しでは探る範囲を10mまでにする事で釣果が上がったとのこと。できるだけ探る範囲は狭めたほうがよさそうである。
4.竿は軟調の方がアタリを視覚的にも捕らえることができるのでよい。
  また、食いもよさそうに思える。
 太刀魚釣りの後、ガシラ釣りに釣場を移動した。
 仕掛けは泉州五目胴つきというフロロカーボンを使い、回転ビーズ仕様の手作り仕掛けである。
 餌はこのしろの切身とゴカイで、全員に使い切れないほど支給してくれた。
 釣れるガシラは20cm級で結構楽しめた。この釣では、うまく行けば石鯛も・・・という考えだったようである。
 助手の甲斐さんは誰も石鯛を上げなかったのでがっかりの様子であった。
 いずみ丸はなじみ客が多いようで、月に2回来る、4回来るという人が何人かいた。サービスが良いからであろう。帰り際にお土産として大きな寒グレを3匹頂いた。
 刺身、煮付けにして賞味したが抜群の味であった。
 寒グレはキロ千円するとの事なので2千円以上のお土産を頂いた事になる。
 いずみ丸はサービスが良く何度でも乗船してみたくなる船である。

<<田中さん>>
 竿頭のおじさん(22匹ゲット)は完全な待伏せ釣り。
 誘いも棚の探りも何もせず。底から5〜10mで竿を竿受に固定したまま。竿先の微妙な当りを見逃さず百発百中。名人芸でした。寒い時期の太刀魚はこれが正解かも。またまた、新しい発見でした。



以上、天田 記(富田 改変)
RET TOP