福井・鷹巣へマダイ(5月例会)    
<<岡田 幹事>>
 春のハイライトの鷹巣の真鯛釣りが終わりました。天気は良かったのですが、全体に食いは渋く予想外に苦戦しました。しかも、釣り始めの一時間程度だけ釣れて後は何もなし、という退屈な釣行と
なりました。やはり、潮が動かないと駄目ですね。
 それにしてもビギナーズラックなのか、腕なのか良くわかりませんが初顔の新谷さんが堂々の5匹で竿頭になってしまいました。しかし、いつかはこんなケースが回ってきますのでこれに懲りず、日ごろから、道具の手入れ、仕掛けの研究、撒き餌の撒き方、シモリやサルカンの使い方等々研究しておいてください。
日   時 2006年5月14日(日) 5時出船  納竿11:30
釣   船 福井 三国港
釣 り 場 鷹巣
狙 い 魚 マダイ
仕 掛 け 完全フカセ
参 加 者 高志丸(三国港) :天田、田中、新谷(田中さんの友人)
大鵬丸(三国港)  :丹松(配車)、阿部、岡田H
瑞宝丸(三国港)  :森、富田、加納
栄帆丸(三国港西岸 :安井、岡田A
幸涼丸(福井新港) :伊藤、矢野、宮崎
釣 り 方 全員「完全フカセ釣り」
道具・仕掛け 竿    :30〜50号の胴調子で全長3〜4m位
道糸   :フロロカーボンの6〜8号200m以上
仕掛け:全長6〜8mでハリス5 〜6 号針は伊勢尼太地またはマダイフカセ針12号程度×2〜3本
リール  :横軸型で摩擦が極力少ないもの。
シモリウキ:浮力調節のため大・中・小を持参
サルカン :フカセのおもり代わりに大・中・小を持参
 <<釣行記>>
<<岡田 幹事>> 
釣果:
 真鯛  :2匹(60cm、49cm)
    最初に来た当たりは口の骨に針がかかっていなかったようであげる途中で「グニャッ」
    という感じでばらしたのが残念)
 オオアジ:39cm 1匹
 ハリスはシーガーのFXRで5F号、4本針(伊勢尼太地12号)、全長10m。
 シモリは小1個でサルカンは小を使用。

<<新谷さん>>
 迷釣会御中 from 新谷勇人
 5月13日、14日は私という外道を鯛釣りにお連れ下さり、有り難うございました。「鯛を釣る」はいわば小生の死ぬまでに実現できないだろうと諦めていた夢でありました。それが2006年5月14日、59センチを先頭に5枚の鯛を挙げ、竿頭となったこと、感動・感激です。これはひとえに外道の小生をお連れ頂いた田中会長初め岡田様、天田様外皆様の広い心のおかげと感謝しております。
 小生生来不敏で、魚釣りはスキだのに、釣果は常にベベタ。鯛釣りに至っては、3、4回挑戦しましたが、毎回坊主で、何時しか魚釣り自体から遠ざかって約10年経っていました。そのような次第で死ぬまでに鯛を釣るというのは、いわば悲願でありました。その上竿頭まで得たのは、望外の幸せだった次第です。
 14日帰り道ダイエーで5枚全部を処理して貰い、早速家内と1枚分を夕食に賞味しました。刺身、潮汁、兜焼きの三品です。
 家内曰く、養殖のように油が濃くないから上品だ、美味しい、と。そして羨ましそうに曰く「田中さんらは何時もこんなん食べてんの?」
 まこと迷釣会の皆様はいいご趣味をお持ちです。
 会のご発展を祈っております。
 そして機会があればまた小生をお連れ下さるようお願い致します。
 有り難うございました。皆様によろしくお伝え下さい。
 
 <<田中さん>>
 5月幹事、本当にご苦労さんでした。以下、小生の釣果を報告致します。
釣船 高志丸 (天田、新谷、田中)
釣果 大型マダイ2枚(55cmと53cm)。
   中型3枚(27cm〜25cm)の内訳はマダイ、チダイ、レンコダイ各1匹です。
漁場 始めの水深28mポイントでは全く不釣。タイを寄せるために、マキエを撒きすぎて船頭に
   お叱りを受けた。ここは2枚潮でウネリが大きく、ゲロゲロ寸前であった。
   後半は沖合いの水深48Mポイントに移動。
   ここは潮の流れがよく、ポツポツと小型から釣れ始め、新人新谷氏の竿に大物が上った。
   この頃から食いが立ち、一時間半程で上記の 釣果をあげることができた。
   爆釣時には37mから上で釣れ、10mでも1枚釣れた。
コメント
@潮が流れない時にどうするか?
 シモリウキを付けてみたが、結果はアンカーを釣ることになった。ここで発想をかえ、シモリウキを外しハリを早く沈めるために、サルカンを追加した。これがうまくいったようである。
A完全フカセの原点は”ウキ流し釣”
 底から10mを狙って潮に流すのが”ウキ流し”です。これが25年程前に”完全フカセ”に進化した。これをイメージして、早く・広く棚を探るのが大切です。大きなシモリウキと大きなサルカンの組合せは、釣果にどう影響するだろうか?潮の流れを常に考えながら・・。これが小生の次回(来年)のテーマです。

<<天田さん>>
 釣果はチダイの27cmと29cmの2匹でした。
 4回ばらしました。ドラッグの閉めすぎか、よく分かりませんが下手ですね。
 艫で新谷さんがぼんぼん上げているのに前ではさっぱりでした。折角フロロカーボンを200m巻いてきたのに、ひょっとしたら竿が硬かったのかな。
 帰りに田中さんに51cmを1匹もらいました。
 ちょうど孫たちが来ていたので、この51cmを何とかさばいて、刺身、吸い物、兜煮と張り切って調理しました。食べきれるかと思いましたが食べきりました。
 3年生になる孫娘は普段は刺身をあまり食べないのですが、おじいちゃんの釣ってきた魚は美味しいと言って食べるそうです。子供の頃から違いが分かるんですね。おじいちゃんますます張り切って釣らなくてはいかんですね。

<<阿部さん>>
 5月例会の釣果は73cmの超大物真鯛と65cmの美麗な緋鯛、大物の真鯛の3匹でした。
 全体的には不調だったようですが、小生は大変な幸運に恵まれたようです。
 帰港後、皆さんの話を聞いて、いろいろ考察したのですが、結局、汐の流れが複雑で、フカセ釣りのセオリーどおりに行かなかったため、この結果が出たのではないでしょうか。
 小生はセオリーに関係なく、船頭の言う所作を愚直に繰り返しているうちに、たまたま条件が合って、よい釣果得られた様に思えます。船頭は、入れ食いが連続するようだと本物といえるが、ぽつぽつ来るのは偶然の可能性が高いといっていました。
 今回の釣果は、美麗な緋鯛を今年の叙勲に輝いた知人の祝い贈り、50cm級の真鯛は付きの無かった岡田(久)に持ち帰っていただき、73cmの超大物をお造り、塩焼き、粗煮と、多彩な料理を楽しみました。
 なお、今回使った仕掛けはSeaguar ACE 全長6m、ハリ11号、ハリス5号でした。
 船頭の助言で、サルカンは小型のものに取替え、シモリ小をつけました。
 竿はRyobiの沖潮Uの50-300でした。
 幹事の岡田さん、大変エキサイティングな企画をありがとうございました。
【付記】
 写真は情報量が大きいのでYahooのサイトにMy Albumを作ってそこに抜粋したものを掲載しました。
 http://pg.photos.yahoo.com/ph/yuzas2006/my_photos?urlhint=actn,del%3as,1%3af,0
 必要な写真にポイントして右クリックしてコピーし、自分のハードディスクに貼り付けて下さい。
5月例会釣行記
 一昨年の10月例会のためにフカセ釣りの道具を買ったが、使いこなせず、釣場で急遽天秤釣りに転向、これが災いしてアジ一匹の貧果に終わった苦い経験から、完全フカセは使わないことにしていた。今回は完全フカセで統一ということでしぶしぶ仕舞い込んだ道具を取り出して鯛釣りに挑んだ。道中、先輩諸兄のテクニックを聞くたびに不安がよぎり、逃げ出したい思いの釣行だった。
 前夜の船長の話で、フカセ釣りの理論とそれを進める理由はよく分かったが、全員大漁で小生だけ坊主という不安にさいなまれながら、大鵬丸に乗り込んだ。
 フカセ釣りは実質初めての経験になるので、同乗者の迷惑にならないようにへさき釣座を申し入れ、船頭の言うとおりに釣ることにした。
 これが良かったのか、悪かったのか、いずれにしても大型の釣果を得ることが出来た。
 1匹目が掛かってからは余裕が出て、2匹、3匹と釣果を上げることが出来た。
 最初は右舷に竿を出していたが、汐の流れを読んでいた助手の指示で左舷に長座を移した。ここで船頭の一言一言を思い出しながらゆっくり糸を出しているとリールがスーと走り出した。慌ててリールを押さえてロックを欠けるとグーンと竿がたわみ、糸が船底の方向に走る。騒いでいると船頭と助手が走ってきた糸を抑えてくれた。しかし、このまま引き上げると船底に触れている糸が切れる可能性があり、考えあぐねた結果、竿を舳先と碇の間に通して反対方向に持ってくることにした。竿が右舷に来てからはいつもの魚との戦いが始まると思いきや、しばらくするとスーッと軽くなり逃げられたかと思ったら巨大な魚影が水面に浮いてきた。浮き袋の調節を失ったためだそうである。やっとの思いで取り込んだ魚の大きさと疲れでその場にへたり込んでしまった。
 腰抜け状態である。
 竿を整えている間に、助手が獲物を艫に持っていってしめと計測を行い、73cmの雄であったと報告してくれた。
 持って行ったクーラーにおさまらず、丹松さんのクーラーのお世話になった。
 2匹目は50cm級の雄であったが、3匹目は仕掛けを20mくらい流しただけで食いついてきた雌で、この引きは強烈であった。思わず「来た!」と大声を上げたほどである。
 姿も美麗で帰宅して測定した結果、65cmあった。釣ったのは3匹のみであったが、スケールの大きな獲物で、大変満足できる釣果であった。
 今後、普通の獲物では満足できなくなるのではないかと、ちょっと心配な結果でもあった。
釣果:
 真鯛 3匹(73cm、65cm、50cm)

<<丹松さん>>
 ゆとりのあるスケジュールの釣行、大いに楽しみました。ありがとうございました。
釣果:
 真鯛51cm  1杯
 昨年の経験から、貸し竿にすれば、船頭がリールの調整・仕掛けの調整をしっかりしてくれるものと思っていたのですが、・・・・
 大鵬丸の船長は全然ノータッチ。そのうえ「こんな仕掛けでよく釣れたなぁ」と失礼な発言。
 未熟とリールの調整不良で?大物をばらしたのは残念だった。

<<宮崎さん>>
 朝1投目に57cmの鯛が釣れ、今日は幸先が良く久しぶりに4・5匹は釣れそうだと楽しみにしておりましたがその後潮の流れが悪くなり終わってみれば1匹だけと貧果に終わってしまいました。

<<伊藤さん>>
 楽しい釣り行き有難うございました。
 真鯛 2尾(58cm、47cm)
 大きい方は、皆さん60cmと言っていましたが、クーラーの中で曲がっていましたので下見のとき(67cm)以上と信じてニヤニヤ聞いていましたが、結果はご覧の通りで、阿部さんを喜ばす状況になりました。

<<森さん>>
 5月度例会お世話になりました。
 マダイ:46cm 1.5kg 1枚

<<加納さん>>
 帰宅後飛び回っており、すっかり返事が遅れました。
 釣果は43センチ鯛1匹、37センチのアジ1匹です。
 早々にアジ、タイと釣れ本当に今年はつれると期待しましたが、後は当たりもえさ取りもなくただひたすらえさ撒きに終始しました。場所の移動も1回したのみで、船頭は他の船も釣れていないと昼寝ではさすがの富田名人もお手上げだったようです。やはり、船つりは船頭次第ですね。腕のないものの僻みかも知れませんが。

<<安井さん>>
 5月度迷釣会例会の釣果を報告します。
 タイ・・・・・・・・・0匹
 ホウボウ(外道です)・1匹
 今回は残念ながら本命はボウズに終わりました。腕を磨いてまたチャレンジします。よろしくご指導お願い致します。

<<矢野さん>>
 5月例会の釣果報告です。
 鯛  1(58cm)
 この鯛は出刃包丁で処理できました。(先週の73cmはのこぎりでバラバラ殺人)
 贅沢なコメントになりますが、毎回大きな鯛が釣れるようでは鷹巣の鯛の値打ちが無くなります。坊主覚悟で行って、たまに釣れるからこそ感激が大きい。


以上、天田 記(富田 改変)
RET TOP