泉丸の情報

<<阿部さんからの寄稿です>>
 8月21日、南部境港の泉丸で、姫アジとアカイカ(マイカ)にチャレンジしました。面白い船だったので紹介します。
 泉丸は2隻の船を親子で運営しております。ホームページは下記です。
 http://minnaga.com/izumimaru/index.htm
 親爺船頭は60歳がらみで無愛想な感じですが、話すと、大変親切です。アカイカの釣場は白浜沖で、玉市丸の釣場より数キロ白浜岸よりです。堺漁港から釣場までは20分という距離がうれしいです。船頭は、今回は期待ほど釣れなかったと、さかんに残念がってくれました。台風でしばらく休んでいたため、魚が散ったのでしょう。しかし、小生にとっては久しぶりの豪快な釣りを存分に楽しませてもらいました。
 釣果は次の通りです。
 アカイカ 7ハイ
 姫アジ  7匹(25cm〜37cm)
 鯖    4匹(30cm)
 鯛    1匹(30cm)
 丸ハゲ  1匹(20cm)
 シイラ  1匹(60cm)
 かつおも来ていたようで、帰りに船頭が釣ったものを土産にくれました。
 姫アジの仕掛けは、双ヒロほどの5号ハリスに12号のハリを2本つけていました。
 最初は材料を持ってくれば作ってやると言っていましたが、結局準備してくれていました。もちろん無償です。釣り方は天秤ふかせで餌はオキアミです。
撒き餌は編みかごにオキアミをいれ、錘は80号を使いました。手釣りの場合は鉄仮面で撒き餌にアミエビを使っていました。
 手釣り希望の場合は仕掛けを貸してくれます。
 アカイカの仕掛けは、4本スッテで80号の錘を使ったズボ釣りです。仕掛けは自分で準備するように言われました。準備出来ない場合は1000円で分けてくれます。スッテが250円なので4本で1000円との事です。釣り方は竿釣りで、手釣りはしません。怪我をしないようにとの配慮のようです。
 姫アジは大型で37cmものが3匹釣れました。この引きは強烈で、今までのアジとは格段の差がありました。思わずタモを!と叫びたくなることが何度もありました。また、サバがかかった時、海面まで70cmくらいの、フカのような魚が追いかけてきたのには驚きました。
 夜釣りですから良形のトビウオなど様々な魚が船べりに集まり、ルアーの釣りを確かめてみたい光景もたびたびありました。
 アカイカは8時ごろから始まると言って船頭も盛んに調べてくれましたが、全く気配がなく、終には諦めてくれと、ギブアップ宣言をしました。しかし10時ごろに僚船から釣れそうだとの連絡が入り、急遽仕掛けを交換しイカ釣りを始めました。入れ食いとは行きませんが、たちどころに4〜5ハイかかり、これはと期待しましたが、潮時は30分も持ちませんでした。
 棚は25mから始めて数メートルまで探るやりかたです。浅いので作業は非常に楽でした。アカイカの引きは日本海のマイカと違って、明確に分かります。
 泉丸は親子舟で、一隻6人、合計で12人位でしょうか。無理すれば14人も可能です。それ以上になると兄弟の船も使うようです。この夏は何回も兄弟舟で沢山の人を運び、50Lクーラー満タンの大漁を楽しんだそうです。
 今は暇なので3人ぐらいでも仕立てにしてくれるようです。
 宿泊施設がないのが難点ですが、夜釣りですし、印南から20分南に下がったところなので行きやすいと思います。料金は夜便なので12000円とのこと。釣行時間は夕刻5時出発で、11時まで釣らせてくれます。
アカイカは9月始めまでとか、是非出かけてみてください。
 仕掛けと今回の釣果の一部を載せます。
 アカイカは写真をとる前に処理が終わってしまいました。アカイカも姫アジも美味でした。
 【姫アジ仕掛け】  【アカイカ仕掛け】   【釣果の一部】
タライは直径30cm
     
以上、天田 記(富田 改変)
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