和歌山県・湯浅 玉市丸のスルメイカ(8月例会)

<<丹松 幹事>>
 台風11号後の異常気象の影響もなく、晴れ・微風の絶好の気象条件に恵まれたうえ、玉市丸のHPには、6日のスルメイカ釣果が100杯とあり、昨年の爆釣の夢よ再びの期待で白浜沖の釣り場に着くまで、お客さん2人を含む13人が調理法の話等に盛り上がりましたが、こう言うときは得てして駄目な事が多いのジンクスどおり今回も散々な釣果に、期待が大きかっただけに落胆も大きく残念な釣行になりました。船頭、資源保護に協力し始めたかな?
 船頭言く「70mほどおろし、少しずつ巻き上げる。これを繰り返すことで棚が浅いところくる。ただし早過ぎると早晩疲れ、遅れをとる」
 船頭ぼやく「電動の人が多く、深いところを探るから棚が浅くならない・・・釣れない・??」
 今回は手釣り7人、竿電動釣り5人、竿釣り1人近くに漁り火は見えず、はるかかなたに数隻。
 イカがいないのか釣り人がいないのか????


釣 行 日 2004年8月7日(土)午後4時45分出港 午前0時30分納竿
天気海況 晴れ、うねり;白波あり
対 象 魚 スルメイカ
魚   場 白浜沖
幹   事 丹松
参 加 者 富田、矢野、田中、泉谷(大東洋友会役員)、加納、安井、森西[艫]、
丹松、大島、佐藤(岡田A友人)、岡田A、岡田H、阿部[右舷船首より}
釣   船 玉市丸 
仕 掛 け 基本は船頭仕掛け(マイ仕掛けあり)、イカスッテ6本、上に単3豆玉、錘100 手釣りまたは竿・電動竿釣り。
釣   果  スルメイカ:ハイ
富田     25
田中     21(大型サイズ多い)
岡田H    17
佐藤     17 
岡田A    15
丹松     12、サバ1
加納     11
安井     10
矢野     10、サバ1
阿部      9
泉谷      9
森西      9 サバ:1(スルメイカに食いついていた)
大島      3
<<釣行記>>
<<富田>>

 竿、リール、仕掛け:
 竿はイカ用に購入した90センチ、50号の短竿。
 リールはリョウビの電動リール。
 電池は宮崎さんから購入したリチウムイオン電池。
 仕掛けは浮きすって2.5号5本針の自作仕掛け。
 前日の玉市丸のホームページでは100杯の情報。クーラーも棺おけサイズ(50リッター)を用意する。ポイントに着いて釣り開始。仕掛けを落とし、船頭の言う60メーターから釣り開始。電動リールの最低速度で仕掛けを巻き上げては落とす。その内、田中会長に当たり。こちらにも当たりが。それもトリプル。これはと思うが後が続かない。結局、何とか25杯もよく釣れたなあが感想。厳しかった。でも電動リールは楽チンでした。これから離せません。
 イカ博士、教えて下さい。
 日本海の小浜海友丸(http://www.obamakaiyu.com/)のホームページに、イカ釣りの場合、船頭の指示だなより深いところに仕掛けがあると、必ずその仕掛けにばかりイカがくると書いてありました。(例えば60メーターと指示があったとき、普通その60メーターは海面からイカ仕掛けの一番上までですが、皆さんが10メーターの仕掛けで一人だけ20メーターの仕掛けを使っていると、その仕掛けにばかりイカが来るということです。)
 昨晩も、船頭が60メーターからと言っていましたが、皆さんの当たりだなが深いので私も深いところにすると良く釣れました。
 船頭もそのことを指摘しており、棚を上げろということをしきりに言いましたの、私も仕掛けを上げて探っていたのですが、結局上の棚ではイカは来ず、棚を下げるとイカがきました。それでの棚を上げる努力はしたのですが結論として上の棚では殆ど釣れませんでした。
 この人より深い棚にすれば釣れるというのは論理的に正しいのでしょうか?
 正しいとしたら我々はどの棚で釣ればいいのか?
 上の棚では何時までたってもイカがこないのでは?

<<安井さん>>
 例会お疲れ様でした。
 今年の例会は運に恵まれずイマイチの釣果が続いています。本当に残念です。次回頑張りましょう。
 イカ刺し、てんぷらで食べました。新しいのでうまかったです。

<<阿部さん>>
 今回は船頭指示に忠実に従ったのに惨敗でした。
 富田さんのメールで理由が良く分かりました。船頭は、深いところを探ると、棚がどんどん深くなり、結局手返しが悪くなるので、出来るだけ上で探り、棚を引き上げるように指示していたようです。50mから20mくらいまでを一生懸命探っていましたがきたのは1杯のみでした。棚を70mくらいにしてやっとつれ始めましたが、それも一時のみ、止まってしまいました。船頭の目があるので、それ以上深くするわけにも行かず、結局疲れて気分が悪くなり、船酔いにまでかかってしまいました。船頭は、イカがもっと活発になり、手返しが釣果を左右すると考えて指示していたようです。イカの活性が低い場合は船頭の指示に逆らってでも底まで追いかけて行く必要がありそうですね。

<<加納さん>>

 何とか2ケタに乗りました。満足しています。
 100匹目標は夢のまた夢ですね。でも1船で100匹は行きましたでしょう。期待が大きいと不満が残りますので、大きく期待しないことにしています。だんだん競争心もなくなってきました。年をとったのでしょうか。山に登ってもどんどん追い抜かれますが、マイペースで。プールで泳いでいてもお先にどうぞとどん尻でゆっくり泳いでいます。もう頑張らないように心掛けています。
 昔の企業戦士からは創造できませんね。

<<大島さん>>

 幹事さん 昨年が良すぎたのか全員が不満の残る釣果に終わり気疲れでご苦労様でした。
 最初から船頭の指示を守って60メ−トルから水中ライトが見える迄を休まず探ったのですがイカのあたり無し。隣の佐藤さんは竿で岡田さんは電動で90メ−トル前後で盛んに釣っていました。岡田Hさんを見ると黄色いっぱい75メ−トルほど糸を出して釣れていたので棚を下ろしてやっと3杯だけ釣れました。
 船頭は「みんな言うとおりにせん。ちよっと釣れんかったら下へ下へと仕掛けを下ろしよる。誘い上げて来ないかんのに」そう言われても釣れなかったら下へ下ろすのは当然やしそれで釣れたら又、同じ棚を釣るのがセオリ−やと思うけど。
 結局、船頭の指示をしっかり守って休まずトイレもいかず頑張ったのが裏目に出て指示を無視して深い棚を探った人がそこそこの釣果を上げると言う皮肉な結果となりました。
 それにしても昨年のバカ釣れに酔ってせっかく準備しておいた竿とスッテを置いて来たのが返す返すも悔やまれた一日でした。

<<岡田久男さん>>

 するめいか 50以上の目標に対し実績17
 感想;
 当日の条件でどこへ行っても釣れない日に当たったかもしれないが釣り場所の移動するなど、船頭の配慮が欲しかったなぁ。
 丹松さん;幹事ご苦労さん。ありがとうございました

<<田中さん>>

コメント
*棚が深すぎる !
 船頭は70Mからスタートし、少しづつ上げて50〜30Mを狙うよう指示したが、結果はその通りにはならず。(02年と03年はその通りになったが・・・)  
 始めから最後まで85〜75〜65Mでしか釣れなかった。(1〜2匹は40〜50Mで釣れたが・・・)
*食いの悪い時は「誘い」が大切
 ”スルメイカは何もしなくても釣れる”という神話があった。02年と03年は全員クーラー満タンの早上がり実績がこの迷信を生んだが、今年は違いすぎた。群れが小さい、棚が深い、ダブル・トリプルが少ないの三悪条件。  こんな時は、とにかく「誘い」が大切。両手で竿を3回シャクリ3Mほど巻く。この繰り返しで何とか21匹を確保できた。
*シカケを下ろす時にも3匹ほど釣れた。糸がフケルのですぐ分る。これをGETするには、2M未満の短太竿が有効だ。
*船頭の指示はブッキラぼうで分りにくい。親切か不親切か分らない。上棚で釣れない時はどうするのがベターか?釣行者は現場にあった指示を望んでいたが、答えなし。
*片道2時間の漁場は遠すぎる !
 来年は印南町の勝丸に変更しては・・・?勝丸HPではアカイカやスルメイカが釣れている。これなら片道30〜60分でOKの筈だ。

<<岡田章さん>>

 皆気楽に大漁を想像していったと思いますが、なんの何の今年のスルメイカはマイカくらい難しい釣りでした。
教訓:
a)船頭は型にはまった釣り方しかやらせようとしない。なにか違ったことをすると、「おまえなにしとんねん」とクレーム。あまりうるさいので「とにかくやらせてーな」と押し切る。
b)最初70〜50mの棚でばたばたとつれたが、後一時間くらい音沙汰なくなったので、エーいとばかり100mまでおろしてあげてくると大体90〜75m位でつれた。しかし、時合いはなくぽつぽつという程度で興奮状態にはならず。(最高105mでつれた)船頭が「電動リールで深いところを釣るからイカがみな底の方にいってしもうた、そやから手釣りの人が浅い棚で釣られへん」とぼやいていました。しかし、これはちょっとおかしいぞ。「大体90〜70mにいるイカがどうやって50m〜40mの仕掛けをみつけるんや?」だから我慢して浅い棚で釣っていた人はつれなかったのではないですか。
c)結論として、基本的にイカがすくなかっただけです。時間とともに浮いてくると思って最初の一時間は30〜10mまで巻き上げてみたのですが全く反応ゼロ。つれたのは70〜50mのみ。
d)仕掛け:
 最初使用していた仕掛けは、今年新発売のハヤブサ製の「小さい錘付のエギスッテ」でしたが、これが最初調子が良かったのですが、幹糸とハリスが軟らかいナイロンの5号であったためしゃくるととにかく「エギ」の針にハリスがしょっちゅう絡んでトラブル連発でした。ずーっと我慢して使っていましたが後半はたまりかねて自作の仕掛けに変更しました。
 仕様は以下。
 ミキス:ナイロン30号
 エダス:ナイロン30号にさらにプラスチックチューブをかぶせて腰を強くする。先端にチチワを作ってスッテとの間はフロロカーボンの5号10cm位で30号ナイロンのチチワに結ぶ。これでしゃくっても針は絡まずまた絡んでもすぐ解けるしスッテは良く踊るので、後半はこれで数を上げましたがとき既に遅く、15匹にとどまりました。しかし、ハヤブサのエギスッテ自体には効果大と認識しています。そこで帰宅して早速上記両者をミックスしたものを作成しました。いつか効果を確認に行きたいと思います

<<矢野さん>>

 今回の釣りは疲れました。
 船頭から道具を借りれば、後始末するものが少なくて楽と思ったのが大間違い。約5時間半、70〜80mのところから仕掛けを手で動かし続けるのは不可能です。

<<森西さん>>

 坐骨神経痛がまだ残っているが、昨年の大漁報告に期待して大きなクーラーを持参したが、今回もだめでした。どうも今年は、釣果に恵まれないなあと思う。
 船頭の指示の約70m〜40m間を探ったが2匹釣れただけであとは、ぴたりととまった。えいと思って、90m程度まで下げるとやっと釣れだしたが船頭が見つけて、70m以上下げたらあかんといって、幹糸を巻き取ってしまいました。
・それ以降、釣れずに、最終時間まで行きましたが最後に片付けているときに続けて2匹が釣れただけで気分の悪い一日でした。
・皆の釣果をみれば、イカがいないのは明らかなのに船を動かしてイカのいる場所を探そうとしない船頭のやり方が納得できませんでした。
・次回に期待しています。

以上、天田 記(富田 改変)
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