久しぶりの須磨のメバルは散々でした。(3月例会)


 1月2月と休んで久しぶりの例会、須磨の仙正丸でメバルをねらいましたが、結果は思わしくなく、メバルは難しいということになりました。


釣 行 日 2004年3月20日(土)  6:00出船 13:00〜14:00帰港
釣 り 舟 兵庫県 神戸 須磨 仙正丸 TEL 078-731-4536
対 象 魚 メバル
参 加 者 田中、安井、加納、丹松、矢野、富田、大島、阿部、人見、森、岡田A
世 話 役 岡田 章
<<釣行記>>
<<人見さん>>

 船頭仕掛けで、中型と小型計2匹でした。煮付けが各家族一匹もあたらず、もう一品の刺身もできず悔しい思いをしています。4月は頑張ります。

<<田中さん>>
 
 小生の結果は散々でした。須磨港の釣船「仙正丸」に迷釣会11人が参加。竿頭7匹、平均3匹、小生1匹(23.5CM)で竿下。
 メバル釣は難しい。シカケの重要さを痛感した。食いが渋い中、隣の矢野氏が、32CMをゲット。大きい!船中の竿頭は10匹以下の感じ。
 「釣果」    1匹(23.5CM)?
 「反省点・分ったこと」
@枝0.6号、幹3号は失敗。枝がパーマネントになり幹に巻きつき釣りにならない。
 (名田屋船頭のコメントは実用上無理)
A船頭シカケは、枝1号、幹1.2号、4ハリ。小生以外は皆これで釣った。
B隣の一般客(釣果5匹)のシカケは、目視で枝1号幹1.5号、4ハリ、枝長50CMか?
 以上よりシカケの改善ポイントは
 枝 0.8〜1号、枝長50CM
 幹 1.2〜2号
 間合 50〜60CM
 ハリ  6〜9号、3ハリ   
 今後はこれを基本に手作りする。会員の方も参考にして下さい。

<<安井さん>>
 
 3月度例会の釣果をおこがましく、恥ずかしいのですが報告致します。
 釣果 メバル(18cm)・・・・・1匹
    ガシラ・・・・・・・・・・1匹 

<<加納さん>>

 釣果報告しておきます。
 最大27センチから22センチまでのメバル4匹でした。

<<阿部さん>>

 今回の釣果はメバル7匹でした。サイズは25cmが2匹で、他は手のひらサイズです。釣り落した獲物は大きかったようで、針が折れていました。
 仙正丸のHPに矢野さんの33cmが乗りました。仙正丸の推奨する仕掛けは「船長の独り言」に記載されていますが、小生も仕掛けに関する考察をまとめました。

<<丹松さん>>

 27cmクラス2匹、22cm1匹計3匹です。
 須磨沖、淡路沖の浅場ではぜんぜん釣れず、最後の深場でやっと釣れました。船べりにぶつけて逃がしたのが大物??だったようです。
 

<<メバル釣りの仕掛けの考察(阿部祐三)>>
 メバルは目がよいので枝(ハリス)は細いほどよいと言われ、そのように心がけていた。しかし今回の釣行(3/20)で、この考えに若干の修正を加えなければならないことを学んだ。
 そもそも仕掛けとは、魚をだまして飛びつかせ、引っ掛けて吊り上げ、効率よく取り込むためのもので、次のような条件を満足する必要がある。
(1)魚に仕掛けであることを見破らせないこと
(2)魚の食い気を促すディスプレイができること
(3)魚が欲する場所に仕掛けを供給できること
(4)餌の取付けなどの作業がやりやすいこと
(5)バラシなどの取り込みミスが少ないこと
(6)もつれにくいこと。もつれても戻しやすいこと
 メバルの仕掛けの場合は(1)が強調されすぎて難しい仕掛けを考えすぎているようである。今回の釣行で(1)〜(6)のバランスが、より重要であることを学ぶことになった。
 今回の釣行は20mの浅瀬で3時間、60mの深場で3時間の6時間釣行だった。使った仕掛けは、枝1号、4本針、3.6mの船頭仕掛けと枝0.8号、3本針、2.8mの市販仕掛けである。これらを使って感じたことを以下記す。
 船頭仕掛けは枝が太いので非常に扱いやすかった。
 特に枝と幹の接続はビーズを使って回転するようになっているため、枝糸が幹糸に巻きついても、注意して針をもち、ゆっくり引っ張ることでスーッと戻すことができた。また、針には返しがほとんど無く、服に刺さっても取りやすかった(この点は目からうろこである。返しがバラシをどの程度防ぐ効果があるのか、常々疑問を持っていた)。
 難点は長さである。3mの竿には仕掛けが長すぎて、枝糸同士の絡まりを招いた。切って短くすればよいのであるが、やはり不安で、しばらくは苦労をしながら釣っていたが、根掛りして、切れたのを幸いに3本針にした結果、扱いやすくなり、餌交換のわずらわしさが少なくなって回転も速くなった。釣果にも関係したと思う。
 一方、市販しかけは長さの点では扱いやすかったが、枝が細いので餌の取付けには苦労した。また、絡みや捩れが起こるとときほぐすのに時間がかかった。この仕掛けでは一匹上げたのみで交換したので、釣果への効果は不明である。
 浅瀬での釣果は一匹のみだった。船頭仕掛けしか使わなかったので、断言はできないが、枝が太すぎたのかもしれない。船頭は底から1〜6mと比較的高いところを指示していた。明るいのでメバルには枝が見えたはずである。深場での船頭指示は殆ど底であった。暗いので枝は見えにくかったのかもしれない。比較的に良く釣れた。
 深場では1号の枝でも十分に釣れるのであろう。むしろ手さばき調子の良い1号の方が良かったといえるかも知れない。しかし、針が折れるほどの獲物がかかったが、揚げられなかったのが心残りである。
 今回のメバル釣では感じたことをまとめると次のようになる。
1)メバル釣では手さばき調子がより重要である。
2)返しの無い針は手さばきを助ける。
3)釣り場が深いところでは枝糸は太くても良い。
 メバルの釣り方について、ひとこと言わしてもらいます。
 最近特に気になるのは、皆さんが帰られた後、船をかたずけているとき、仕掛けの台紙の多さにびっくりします。魚を釣っていない人ほど仕掛けの台紙のごみが多い、竿頭になるような人ほど仕掛けの消費は少ない、うまくいけば朝から昼までで、2セットぐらいですむ。この違いは大問題です。釣っていない人ほど無駄なお金を使っているし、おそらく根掛りで無くしているので、おもしろい釣りではなっかたと思います。場合によっては、根掛り覚悟で高い磯にぶち当てていかないと釣れない時もありますが、そういうのはごく稀です。まずは根掛りをしないように注意しながら釣ることを心がけましょう。磯の高さや、魚探に写っている魚の層などマイクで言いますので、よく聞いていて下さい。底から何メーター上げてとか、上から何メーターで持っといて、と言っているのは、僕(船頭です)が竿を出していたら、このぐらいの棚で持っているやろう、そして、絶対釣れるやろうと思う棚のことです。参考にして下さい。メバル釣りは根掛りして当たり前と思っている人は、考え方を変えましょう。大漁間違いなし。
(上記に出てくる仕掛けの台紙の中に何故か、”速攻キス”とか”のませハマチ”とかいう仕掛けの台紙が混じっているときがあります。それだけはやめてくれ)
 ついでに書いときます。メバルの仕掛けですが、釣道具屋さんに行けばメバルの仕掛けが何種類もあって迷ってしまいます。一番よいのは自分で作ることですが、(自分で作ってくる人ほど上手になります)時間の都合などでどうしても作れない人は、市販の仕掛けの選び方を教えます。
 ハリスは0.8-1.0号で長さ40cm以上のもの、針はなるべく小さい針(メバル針6-7号)の4-5本針が良いでしょう。
 せっかく釣りに来るのですから、釣り場に合った仕掛けを用意しましょう。
 初心者に多いのは、ハリスの短い(10cm)3本針の仕掛けを買ってしまう事、台紙には、メバル、ガシラと書いてあるし、なにより安いので買ってしまうのでしょうが、やはり釣果は良くありません。仕掛けの選び方で釣果に大きな差が出ますので、参考にして下さい。
 市販の仕掛けでお勧めは、がまかつのメバル王又は、瀬戸内メバル48(ヨンパチ)共にハリス0.8-1.0号が良いでしょう。


以上、天田 記(富田 改変)
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