福井県・鷹巣沖へ真鯛と・・・(10月例会)

<<天田>>
 朝早くから夜遅くまでの釣行でした。
 ホームページではヒラマサが釣れている、じゃあハマチもいけるぞ、外道として鯛もいける、と張り切ったが、全体に低調で明暗を分けた結果になりました。
 「完全ふかせ」が初めての私は、さっぱり要領を得ず、前夜に作った仕掛けは針が伊勢尼13号で大きく、ハリスもフロロ8号で太く、船頭に「そんなもんで釣れるか」と馬鹿にされ、安井さんに仕掛けを借りてやっと33cmのタイをあげることが出来た。それも情けないことに竿が硬いので当たりが分からなかった。隣では安井さんが「そら当たった」と次から次へと上げる、私は焦るし疲れるしで。1匹は祭りで逃がし、もう1匹は竿が硬い(80号)のとドラッグを緩めるのを忘れていて、ググー大きい引きがあり急いで上げると途中でプツン、仕掛けの幹糸を切られてしまった。
 初めての完全フカセで色々と戸惑いながらも勉強になった。
 釣った鯛の腹を出すと、沢山の海老を食べていた。と云うことは、撒き餌の中へ仕掛けが入っていってなかったんだ。
 うーん、ウキと錘(スイベル)の加減がポイントなんだ。よし次回はやるぞ。

 船頭が見かねて俺にまかせろ!



釣 行 日 2003年10月11日(土)13時出港 19時帰港
釣 行 者 長久丸(天田、田中、阿部、安井、岡田久男)
漁運丸(加納、山本、矢野、大島、宮崎)
進興丸(富田、森西、森、人見)
釣   場 福井県鷹巣沖
釣   物 メジロ、ヒラマサ、真鯛
釣   果 ◎進興丸◎
 左舷前:森西(天秤ふかせ、胴突きサビキ)ゼロ(5月に続き、ゼロ更新)
 右舷前:人見(天秤ふかせ)-----
 艫 右:富田(天秤ふかせ)真鯛87cmと真鯛(完全ふかせ)51cm
   左:森(完全ふかせ)ヒラマサ2匹、(天秤ふかせ)ヒラマサ1匹(60cm台)
<<進興丸の釣り人から一言>>
<<富田>>

 釣場:航程20分のヨノヅ(米納津)グリ。途中で一度沖寄りに移動。
 釣法:完全フカセ/天秤フカセ。完全フカセで51センチ、天秤フカセで87センチ
 仕掛:完全フカセは6号6メートル、天秤フカセは6号6メートルと10号6メートル
 最初、ヨノズグリで完全フカセで釣りを始めるが、全然潮が流れず、森さんがヒラマサを1匹ゲットしたのみ。その後、沖よりに移動。やや潮が流れる状況。ここで完全フカセで51センチの真鯛をゲット。欲張りにも2本竿を出し、片方は天秤フカセで挑戦。6号6メートルの仕掛けで80号の竿で釣っていると、突然大きい当たりがあり、それと同時に竿が元通りに。船頭が仕掛けが切られているというので上げてみると、2本針がともにハリス切れ。これは青物(ブリ級)が来ていると思い、仕掛けを10号6メートル(針はヒラマサ針14号)に変えてチャレンジ。そうしているうちに当たりが。何度と無くの締め込みに耐え、ようやくあがった魚を見てびっくり。写真の87センチの大鯛でした。
 今年は5月の鷹巣の60センチ級の鯛4匹、印南の鯛、そして今回と、鯛に始まって鯛に終わる気がします。



<<人見さん>>

 幹事さんご苦労様でした。
 少しどたばたしていて報告が非常に遅れてすみませんでした。森さんのメールを使って簡単に報告しますアップ可能ならお願いします。
釣果:ゼロ (迷釣会入会以来初めての完全ボウズでした。悔しい)

<<森さん>>

 不思議に今回も釣日和にめぐまれましたね。この幸運はどこからくるのでしょうか?やはり幹事の矢野さんの精進の良さ?
釣場:航程20分のヨノヅ(米納津)グリ。途中で一度沖寄りに移動。
釣法:完全ふかせ/天秤ふかせ。ヒラマサは完ふかで2本、天秤で1本。
仕掛:明るいうちは5号6メートル、夕方は8号9メートル。
状況:出港前から”潮が行かん”と船頭は超悲観的。事実ふかせ仕掛がまっすぐおりる。その後、潮の変化にあわせて、ふかせと天秤を何度か切り替えてなんとか釣果を得た。
感想:やはりバックラッシュなど完全ふかせは難しい。天秤もタナをあわせることが重要。
   老船頭はあきらめモード。”しおが行かん”だけで、タナ等聞いても一切助言なし。但し、魚をすくうのとしめること、進興丸の過去の大物記録調査は一所懸命やってくれた。
 ”鯛はもう要らん”と言ってた富田氏に87センチが来るとは!!

<<森西さん>>

 進興丸(三国港)の4人では、前方の人見さん、森西は、天秤ふかせで大量にエサをまき続けて挑戦しましたが、2人共、ゼロでした。後方で完全ふかせをした森さん(ヒラマサ3)、富田さん(大鯛87cmと51cm)が釣った成果を2人に分けてもらいました。なお、2人は、天秤ふかせでも釣れたので、腕前+やはり釣り座に関係すると思いました。
 福井の釣りでは5月に続けて、2回ゼロで、がっかりしました。
 あたりがまったく無い一日は大変退屈でした。波が小さく船酔いが無かったのは幸いでした。
 貰った鯛は、1/4=刺身、1/4=湯引き、1/2=塩焼きで食べました。
◎漁運丸◎
 右舷前:山本(天秤ふかせ・胴突きサビキ)チャリコ11(22〜28cm)マダイ1(37cm)
 左舷前:加納(胴付きサビキ)チャリコ7(20〜27cm)
 艫 右:大島(完全ふかせ)真鯛1匹(30cm)、チダイ2匹
   中:矢野(完全ふかせ)真鯛orチダイ6(30〜38cm)7( < 30cm)マズラハギ1
   左:宮崎(完全ふかせ)ヒラマサ2匹(61,60cm),チダイ5匹(29-22cm)、うまずら1匹(25cm)

<<漁運丸の釣り人から一言>>
<<宮崎さん>>

 釣方法  完全ふかせ・天秤ふかせ ヒラマサは完全ふかせ ハリス8号6M はり13号
 最初の釣場は風が横風で潮が艫から舳先方向に流れ完全ふかせが出来ず天秤で釣りましたが、釣果が思わしくなく場所移動をして、完全ふかせで釣りました。最初ヒラマサがきた時は、リールのバックラッシュでNG、すぐ後で2匹を取り込みました。ヒラマサの引きを久しぶりに味わい、楽しい釣でした。1匹は兄にクール宅急便で送り、1匹は3日間かけて刺身・しゃぶしゃぶあら炊きにしておいしく食べました。

<<矢野さん>>
 漁運丸は5人乗り、ジャンケンで釣座決定(艫3人、左右舷 各1人)、私は艫に座る。
 船頭にズボ・フカセ両方出来る所へ行ってくれとリクエスト、和布港を出て左側の漁場へ行く(場所名:不明)
 艫の3人はフカセを始めたが 風は前―→後、潮は後―→前 第一投目でスクリュー、錨に絡まり即中止―→全員天秤に変更 約一時間強やったが船中でチダイ、ウマズラ 3匹漁場を移動(ガスor石油タンクが見える所)
 ここでは3人フカセが可能、私はヒラマサが欲しいので枝糸10号を使用したがヒラマサはゼロ、ヒラマサは2匹も宮崎さんの所へ行った。不思議なのは10号の枝糸でも鯛が釣れる。5号を使えばもっと大きな鯛が釣れたのだろうか?
 鷹の巣の釣りはズボとフカセでは釣果の差が出てしまう。次はどうしようかと考えこんでしまいます。例えば船代が高くなりますが船を5隻にして各船2〜3名にする。
 忘年会で来年の事業計画検討の際、話題にしましょう。
 釣果に差が出たのはハマチが釣れなかったせいもあります。ハマチは例年10月10日前後から釣れ出しますので、過去は10月20日過ぎに例会をやってましたが、秋も遅くなると天候に不安が有る為今年は一番天候が安定している時期(11日)にやったものです。

<<山本さん>>

 やはり完全フカセでないとだめかな?
 富田さん、87センチのマダイおめでとう、今年はマダイ付いるのでは、とにかく記録更新ですよね? あやかりたい、あやかりたい・・・・・

<<加納さん>>

 目的のメジロが釣れず残念でした。タイも天秤フカセでは全く掛からず、あきらめて山本さんのサジェッションにより、胴付きサビキに変えて何とかボーズを避けました。つれる時は一気にかかるがバタッと止まったり不定期な状況でした。でも波もなく楽しい釣りを楽しませて貰いました。皆さんありがとう。

<<大島さん>>

 幹事お疲れ様でした。個人的にはやや物足りない結果でしたが宮崎さんに大物が釣れ、富田さんが記録更新?の大真鯛を釣ったとの未確認情報もあり盛会で楽しい釣行だったと思います。

◎長久丸◎

 右舷後:田中(天秤ふかせ)鯛2匹(35cm+1匹)、クロソイ33cm
 左舷前:阿部(天秤ふかせ)チャリンコ3匹(23-25cm)、コロリンコ1匹(27cm)
   後:岡田(完全ふかせ)チャリコ2匹(28,18cm)
 艫 右:天田(完全ふかせ)鯛1匹(33cm)
   左:安井(完全ふかせ)チャリコ4匹(27-30cm)、鯛3匹(38-41cm)

<<長久丸の釣り人から一言>>
<<岡田さん>>

 天然物は高いね。顧客を無視したフイッシングセンター通し以外を検討してほしい。仕掛けは船頭準備が無いならしっかり仕掛け情報をつたえてほしい。当日になってつり方を決めるのは論外。たとえ坊主でも納得がいく釣りをして楽しみたいので改善を望む。かな・・・

<<田中さん>>

@鷹巣の釣船は「完全フカセ」でないと釣れない!!
 乗船一番、船頭曰く「テンビンで釣れるのは年に1回」
Aテンビンフカセでは「誘い」が不可欠。
 竿の上下では全くダメ。
 船頭直伝の「PE糸を手で素早く1M位上下させるのが有効」2匹の鯛は、この方法で釣れた。 
 また、ハリスは6〜5号がよい。8号は食わないよ。
B釣行時期はハマチ・メジロ回遊の10月20〜30日がいいね。
 11日は早かった。幹事さん宜しくね。

<<安井さん>>

 矢野幹事様ーいろいろと雑音も多くて10月度幹事大変お疲れ様でした。
 今回は天気、波も無く釣行日和でしたが、潮が流れず、お祭りも多く苦戦でした。やはり「鷹巣沖」は完全ふかせですね。人数も考慮する必要がありますね。(長久丸船頭談)

<<阿部さん>>

 仕掛:天秤ふかせ、ハリス6号、はり12号とハリス4号、はり10号
 重り:60号、水深:61m
【考察】 
 今回の鷹ノ巣沖はベタ凪で潮の流れは殆どなし。5時すぎごろから艫に向かって流れ始めたように思えたが、わずか。船頭が言うには、「鯛釣は潮の流れが肝心。釣況を聞くのに‘釣れているか’ではなく‘潮の流れはどうか’と聞くのが肝要とか。
 初めのころは、毎回、餌がとられるので獲物が近いと胸を躍らせたが、船頭の「ハゲがせせっとる」の声に失望。船頭は「餌がとられたら少しあげ、またとられたら少しあげ、取られない所まであげて待つとよい」という。結局25m位まであげてやっとチャリンコが1匹。夕刻になって40mまで下げ、仕掛けも小さくしてコロ鯛?の子をゲット。最後の30分は40〜50mでチャリンコ2匹。結果的の坊主は免れたものの、この貧果に、ハゲ等の外道狙いの仕掛も準備しておくべきだったと反省しきりである。
 船頭は釣らせようと必死に気を使ってくれましたが、やはり地合はなんともしようがない様子でした。
 矢野さん、大変ご苦労をかけました。ありがとうございます。

以上、天田 記(富田 改変)
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