和歌山・印南 たつみ丸 イサキ(6月例会)
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<<天田>>
釣りは楽しく、と常日頃から思っているが、「たつみ丸」の親父はどうもいけない。海上では「船長の指示に従え」と船の何処かに書いてあったが、少なくとも我々は釣りの遊び客である。船長と言えども「偉そうに言うな」と言いたい。時には気分が悪い。それでも釣らしてくれるから行く。混んでいない時は偉そうに言わないで釣らしてくれる息子の船を指定できるが今時の釣れる時期は無理のようだ。「来年からちょっとぐらい少なくても別の船にしよう」と誰かが言い出した。「そうだねえ」。しかし、久しぶりに入れ食いも経験したし、釣果としては3桁は行かなかったが、ほぼ満足であった。
仕掛けも色々トライしてみた。共通して言えることは、朝の早い内は船頭仕掛けのピンクのスキンが良いが、明るくなってくると「白」がよい。一番下の針に海老の皮をむいた白身をさし餌にするとこれにだけ食い付いた。隣に座っていた佐味さんの米源で買った和歌山イサキ用仕掛けは玉が付いていて針は白、これでダブルトリプル、はては時に4連を。状況判断の結果、白い疑似餌に変えるとこれに来た。が、仕掛けが不細工で針を取られて長続きせず。残念。よし今度はしっかりしたものを作っていくぞ。忘れないうちにメモしておこう。
イサキの食べ方は刺身、焼き、煮付けとあるが新鮮な刺身は格別、鯖には負けるが鯛より美味い。3枚に下ろして皮を剥ぐが皮付きの刺身も美味いそうだ、今度試してみよう。
因みに安井さんが釣った「ウメイロ」を「さかな大図鑑」(釣りサンデー発行)から転載添付しました。
いつもの事ながら幹事さん、自分ではどうにもならない天気を心配したり、仮眠所確保したり、いろいろご苦労様でした。
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釣 行 日 |
2003年6月14日(土)4時15分出港 10時納竿 |
潮 |
満潮04:44 干潮11:37(田辺)
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釣 場 |
和歌山・印南 切目崎沖 |
釣 り 物 |
イサキ |
釣 行 者 |
田中、安部、森西、天田、大島、矢野、丹松、森、岡田A、岡田H、富田、山本、佐味、安井 |
幹 事 |
安井さん |
釣 果 |
安部 (54匹、鯖1匹)
天田 (51匹、鯖1)
大島 (62匹30センチ以上が10匹)
岡田A (76匹、鯖1匹)
岡田H (72匹)
佐味 (75匹、鯖2匹)
田中 (50匹、Max31.5cm)
丹松 (48匹、鯖1匹)
富田 (81匹、鯖1匹、ソーダ鰹2匹)
森 (50匹を超えていました)
森西 (39匹)
安井 (67匹、鯖1匹、ウメイロ1匹)
矢野 (51匹)
山本 (54匹、Max37cm)
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<<釣行記>>
<<安井 幹事>>
皆さんお疲れ様でした。
梅雨の晴れ間のタイミングの良い1日で、マアマアの釣果で皆さんそこそこ満足されたことと思います。大潮でお祭り騒ぎが多く、大変でしたね?皆さんの御協力により無事終了しました。どうも有難う御座いました。
<<矢野さん>>
日頃、年齢と共に体力の衰えを感じているのですが、今回の釣行で私の体力は老化しているが、未だ老衰には至っていないことが確認できました。13日(金)は21:30に東京から帰って前泊なしで印南へ、帰りは運転を交替してもらわないと無理だろうと思っていたのがなんと往復共に一人で運転できてしまった。未だやればできる!元気だねえ、でも調子に乗って無理をしないように。
<<大島さん>>
富田さんのメ−ルを見て万が一かつおが釣れたらと35リットルと26リットルのク−ラ−を持参しました。口の悪い船頭に「ク−ラ−ふたつもいらん。邪魔になるから船から下ろせ!」と言われながらも「飲み物.食い物が入ってるから」と頑張ったのですが潮が速くて満員の状態では持参の仕掛けを使えず船頭仕掛けでイサキ釣りに専念しました。
ともあれ久し振りの大漁で楽しい一日でした。矢野さんが金曜日の出張帰りで疲れているのに一睡もせず、一杯も飲まず?に往復とも頑張って運転してくれました。
お疲れ様!三洋電機の人は現役もOBも元気でよく遊ぶネエと感心。
<<山本さん>>
日頃の行いの良さによるものか、梅雨の中休みの僅かなスキマに見事に当てはまり、釣行中は雨にも遭わず、又釣果も大漁に恵まれた例会でした。
両隣の矢野さん、森西さんはどんどん釣り上げるのに私は最初の1時間程は全く釣果無しの状態でした。口の悪い船頭から少しずつ誘いの方法を聞きだし、それでも何とか後半に盛り返す事ができました。釣果は54匹 サイズは最後の一投をした途端に仕舞いの合図、仕方なく巻き上げている最中にヒットした37cmのが最高でした。これは凄い、おめでとう
この大物、帰宅早々にお造りにし、当日の夕食に戴きました。
幹事の安井さん、ご苦労様でした、帰りは一人で運転無事に帰れたでしょうか?
<<富田>>
幹事の安井さん、ご苦労様でした。
梅雨時の釣行は天気が心配ですが、幹事さんの日ごろの行いが良いのか、全然問題ありませんでした。釣果ですが、イサキ81匹、ソーダ鰹2匹、サバ1匹でした。ひそかに狙っていた本鰹が釣れなかったのが残念です。
<<田中さん>>
@釣果もよく、梅雨の合間の楽しい釣行でした。
大潮のため150号の鉄化面を使わされた人は指の関節と手先が痛くご苦労さんでしたね。また、祭りも多発し丸秘シカケも使いにくかった。過去にも2〜3度同じ経験をしたことがあるのでイサギ釣は大潮を避けるのがよさそうです。
Aたつみ丸の親父船は楽しくない。息子船か下請船を指名したいが、ダメなら来年は別船も考慮したい。
B小生、前泊なし釣行のため帰宅後疲れが噴出した。やはり年齢を考慮し、温泉経由の前泊がベスト。皆さんも体を第一に考え、楽しい釣行をしましょう!
PS:小生、3週間に3回(内2回イサギ)の釣行で、好きな釣とはいえ「釣疲れ」気味。体調を整えて月2回のペースが釣頃・釣られ頃?と痛感しています。《ちょっと贅沢な嘆きですねえ》
<<森西さん>>
私は、@サシミ、Aあら炊き(醤油味)、B一夜干し、C味噌付けにしました。
イサキを配ったこちらの皆さんは、「煮付け」にしたようです。
<<森さん>>
勿論、近所にもおすそわけをしましたがそれにしても数が多く、さばくのに腰が痛くなりました。イサキの味もよかったが1匹持ち帰ったカツオ(ひらソーダ?)をたたきにしたがこれが抜群にうまかった。天気予報が厳しかったのに当日は絶好の釣日和になりました。安井幹事の万端の手配に感謝します。
<<阿部さん>>
前回、田中さんと出かけた時の釣果は77匹で20Lのクーラに入りきれず田中さんのクーラーを借りました。今回もクーラ一杯になり、70匹位釣れたかと思い、60〜70位と言いふらしましたが、ちょっと鯖を読(呼)んでしまった様です。しかし全体として2割ぐらい魚形が大きく、釣果としては大満足でした。船頭に気兼ねをしないで済んだらもっと良かったのですが、・・・。
今回たつみ丸の船頭がくれた仕掛けは、針5.5号、ハリス2号幹糸2号、枝15cm、週60cmの3本針(ハヤブサT-3714)で、イサキ・アジ用となっています。つりが終盤戦になり、食いが止まった頃、船頭がオキアミを配ってくれましたが、これは獲物を誘うには良い添加物になったようです。先端の針にだけ剥き身にしてチョイがけにする。この手法は、今後のイサキ釣の参考にしたい所です。前日に富田さんが真カツオの情報を流してくれましたが、残念ながら今回は現われませんでした。船頭同士の会話の中にもカツオの話は出ていました。いつか豪快な引きを楽しんでみたいものですね。
<<佐味さん>>
安井さん、幹事ご苦労さんでした。皆さんお疲れさんでした。
今回は私にとって7ヶ月ぶりの釣りだったので、何を準備するんやったかな、船酔いは大丈夫やろか、釣れるやろか、などなど、行く前は不安だらけ。当日は風も無く、雨も降らず、またじりじりとした太陽も当たらず、絶好の釣り日和。そんな中、船頭の怒鳴り声を聞きながら少々緊張気味に釣りだした。
「赤全部出して、半分巻いて・・・・」と船頭。しかし言っていることがよくわからない。「岡田さん、今、船頭はなんて言った?」と訊いたが、岡田さんもよく分からなかった様子。すぐ天田さんが一発目を釣り上げた。すかさず「どこで来た?」と訊いて、その位置でやりだした。
早速、ク、ク、と来て、7ヶ月ぶりに獲物をゲット。そしてしばらく魚を握ってその感触を楽しんだ次第。その後、おまつりや手返しのもたつき、はたまた折角釣って左手に握ったお魚を相手の一暴れで2回も海へ投げ出し、岡田さんから「なにやってまんねん」とからかわれる始末で、他の人の半分も行かない匹数。しばらくすると、貰った2個の船頭仕掛けがなくなった。そこで、いちかばちかMY仕掛けでやってやろうと米源で買っておいた「和歌山専用イサギ船頭仕掛け(4本針:2個入り380円)」を取り出して付けてみた。なんと、これが大当たり。放り込んで撒き餌を揺するか揺すらないうちにク、ク。ダブル、トリプル、フォースと、どんどん釣れた。隣の天田名人は「きっとその仕掛けに付いているビーズが効果あるんやで。」との分析。
いやはや久しぶりの釣りは忙しかった、そして疲れた。
帰りは山本さんの乗り心地の良い新車の中で、気持ちよく爆睡。(山本さん、運転もせず寝てばかりですんませんでした。)
帰ってからがまた大変。大中小取り混ぜて小分けし、ご近所はもとより10キロ、20キロ遠方まで宅配。実に12軒。やっとこさ終えて帰ってきて、魚を3枚におろして、イサギはさしみに、さばは怖いのでしめさばに。
出来あがった頃には腰は痛いし、手はイサギの背びれの刺し傷で熱を帯びて腫れ上がるし、ねむたいし。そして、待ちに待った味わうときがやってきた。まず、イサギの刺身を一度に4〜5切れほおばった。うまい!甘くてほんとにうまい。もしかしてタイよりおいしいのでは!次にイサギの塩焼き。これまたいける。ビールを一気に2〜3杯一気に飲み干し、釣りはしんどいけどいいもんやなあ、と改めて感じ入った次第。よかった!よかった!
<<丹松さん>>
最初から、しかけがお祭りし、悪戦苦闘。大きく出遅れましたが、最終的には20Lクーラーが満杯となり、標記の釣果で自己最高を記録しました。幹事はじめ、皆さんのお陰で楽しい一時を過ごさせていただきました。
<<岡田久男さん>>
いさぎ72匹でした。家族団欒の酒の肴になりました。
<<岡田章さん>>
今年の釣行の日はどんなに雨の予報でも必ず好天に変わりますね。5/17の鷹巣沖もそうだったように、今回も釣りの間だけ雨が降らず、帰り始めると降り出すというすごい力が働いたとしか言いようがないと感じました。安井幹事のにらみというか念力でしょうね。
さて、イサギ釣りの報告です。わたしの釣果は22〜35cmのものが76匹でした。後、40cmのサバが一匹でした。つり始めのときしばらくは向こう合わせでやっていたのですが、あたりはどんどんくるもののあげてみると掛かっていないことが度々ありました。どうも、貪欲には食ってこないと見て当たりの二回目位に強くきたときに、ぐいっと少しあわせてやると確実に乗ってきました。私の左のプロらしき人も合わせていました。そして、8時頃喰いが止まった時、船頭の仕掛けから自分で改造したイサギ針の4本仕掛け(ハリス1.7号、全長2.5m)変えてからはダブルの約12連発となりました。後半では黄色,赤色、緑色のどこでやっても釣れるので田中さんに「棚はどこ?」と聞かれたとき、つい「どこでも釣れる」と言ってしまいました。
帰宅してからすぐ近所7軒にに配り、我が家では30cm超ものもの5匹を刺身にして、後5匹は塩焼きにしてイサギを堪能しました。幹事さん有難うございました。


これがウメイロ
以上、天田 記(富田 改変)
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