夏は小浜市・田烏でアジとイカ(7月例会)

 7月は恒例の田烏の民宿「羽田」さんと松前丸の山下さんのお世話で昼はアジ、夕は魚のご馳走、夜は漁火でイカ釣り、帰ってきてはいっぱい呑みながらの釣り談義。

釣 行 日 2002年7月21〜22日  民宿:羽田
天気海況 大変穏やか。波・風ともにゼロ。夜は僅かにウネリあり。暑い・暑い釣行でした。
対 象 魚 アジ、イカ(本命)
釣 り 船 *松前丸(7人) 加納・安井・宮崎・森・森西・丹松・富田
*大和丸(6人) 黒田・阿部・岡田A・矢野・山本・田中
釣果概況 <全体に、そこそこの釣果。但し、イカは平均3〜4匹の貧果>
 <天田イカ名人の欠席が貧果の原因か?>
 *アジ  両船ともに30匹程度。サイズは大和丸が大。
 *底物  松前丸 : チャリコ、ハゲ、ソイ、マトウダイ、ベラ等多数
      大和丸 : チャリコ、ハゲ、アコウ、平アジ、サワラ等 少々 
 *イカ  8匹から0〜1匹/人。             
 船頭シカケの手釣が安定した釣果で、竿釣のマイシカケは釣果に大きな差がでた。
 その他:復路は、朽木村経由の「鯖街道」を走った。信号も皆無、道幅もそこそこで快適であった。有料道路も150円のみで、時間もかからない。
 来年はこの道を往復したい。    
幹   事 田中一男・・ご苦労様でした。
釣り人  マイカ  アジ その他 
宮崎  59 チャリコ 3(22cm−13cm)、ソイ 1(45cm,1.1kg)、アコウ 1
森西    47  ウマヅラ 9、アコウ 1
安井    45  ウマヅラ 7、チャリコ 1、メバル 2、ベラ 1
丹松    31  ウマヅラ 3、マトウダイ 1(37cm)、アコウ 1(31cm)、チャリコ 1(21cm)、ベラ 1
阿部   31  ウマヅラ 3、アコウ 1(29cm)
黒田    28  ウマヅラ 2(25〜26cm)、メバル 1
山本   − 27 メバル 1(15cm)、ウマヅラ 1(20cm)
田中    26  チャリコ 1(20cm)
岡田    26 エソ 1(底物狙いの15号のネムリバリにコアジの生きのいいのを付けて釣れました。サイズ50cmくらい。但し、リリースしました。)
矢野    27  サワラ 1(61cm ←イカのスッテに間違って釣れた)、サバ 1(30cm)、
チャリコ 1、ホウボウ 1(極小)
富田    20 チャリコ 4Max25cm)、ウマヅラ 121、マトウダイ 1
    20 ウマヅラ 7、マトウダイ 1、サバ 1、チャリコ 1
加納    17 ウマヅラ 4、メバル 1
<<釣行記>>
<<黒田さん>>

 あじはまぁまぁ退屈しない程度に楽しませてもらいました。ただ一時どうしても取りこめない時がありました。底で3匹途中で2匹、1匹となり船べりで0(ゼロ)のことが続きました。岡田章さんの説によれば、針が小さすぎたのではとのことでした。
 いかは船頭仕掛けの手釣りと自前の7本スッテ(赤と白の組み合わせ)の竿釣りの2刀流にしました。結果は手釣り(2)竿(4)でした。ほとんどが向こう合わせでした。1つだけは魚のように引きが強く、こんなこともあるのかと思いました。

<<宮崎さん>>
 迷釣会の参加も東京に単身赴任している為にままならず、12月以来で参加させてもらいました。ソイ・アコウはハリス4号のサビキしかけに鯵を食わせ、そのまま底に落とし釣りました。(写真あり)

<<岡田章>>
 台風も過ぎ、前日梅雨明け宣言もあり絶好の釣り日和とあって多いに気分が盛りあ
がりました。生駒と南河内組の6名は加納さんの推薦もありみんなまとめて加納さん
のワンボックスカーに詰め込んで小浜、田烏へ向かいました。しかし、当日は満月のためマイカは食わないという伝説どおり不漁でしたが、アジはしっかり釣れ、また皆さん色々な大物外道も釣れまあ満足出来たのではないかと思います。アジ釣り以外にも底物やウキの流し釣りもやってみましたがさっぱり駄目でした。
マイカの釣り方:
 以前から良く言われていたことも含め以下の注意が効果あり。
a)私の釣った棚は7匹までが、海面から0m〜7mとほとんど海面近くで誘ったときに乗ってきました。極端な例は水中ランプと上のスッテが2本くらい海面より上に出た状態で乗ってきました。其の時海面には2cmくらいの小魚が数百匹のレベルで常に群れがうろうろしていましたので、これを追ってきたややおおきめの小魚をマイカが食べに来たものと思います。
 一度は水面すれすれでスッテを潮上に引いて見るとマイカが追っかけてきて、スッテの動きを止めたときグンと乗ってきました。所謂「見釣り」を実体験できました。とに角竿先の微妙な重みとたわみをよく集中して見逃さず竿をゆっくり上に上げると
乗ってきます。
b)いち度マイカが乗ったスッテには墨やヌルヌルが大体ついていますがこれではマイカに嫌われます。これを必ず古歯ブラシで擦ってよく落として綺麗にする事で、これも体験できました。スッテの表面の布が破れたり傷がついているのも良くないようです。
c)仕掛けの動かし方は竿先を腕でスーと2mくらい持ち上げ、5〜10秒位止める。次にリールを巻きながら竿先を海面まで下げる。以下同じ動作を繰返す。イカが乗るのは止めた竿先を上げ始めたときです。今年のマイカはこのときの当たりが弱いので注意していないと見逃す。また一度乗っても上げると中で逃げることが多く、約10匹くらいはにげられました。
 以上、数は少ないものの非常に面白いマイカ釣りが出来たと思います。
 8月の満月を避けてまた行きたいものです。上記の釣り方の再確認の為にも。

<<加納さん>>

 電動で大名釣りをしたためか、釣果は今ひとつ。電動に変えてからはどうも真剣みがなくなったのかな。でも楽ですね。昨年のあじの大物期待したが今年は小さすぎました。友達に送れず残念でした。6人乗り成功しました。お陰で運転せずにすみました。岡田さん、山本さんありがとう。
 波もなく静かな日本海でした。泳げなかったのが残念。お陰で今日のゴルフは普段どおりのスコアーで面目保ちました。

<<矢野さん>>

 マイカはむつかしい。
 魚と同じようにはっきりしたあたりが有る場合、竿先のリズムが微妙に崩れるあたりの場合〔素人(私も含む)は見逃す、神経を竿先に集中していないと見逃す〕と両方が有ります。天田名人にまだまだ 教えてもらうことが沢山ありそうです。
 小浜は今我々がやっている釣り以外にも楽しいものが沢山あることが判りました。〔例:キス、さざえ(森西さんに潜ってもらう?)〕
幹事さん
 体力が要りますが1泊で午前 キス、午後 アジ、夜 イカという企画はどうですか?

<<山本さん>>

 幹事ご苦労様でした。
 宿泊できたおかげで、今日からすっきりした気分で仕事再開です。
 私は、イカが0匹だったので、残念です。
 鯵に関しては、船べりで落とすものに対する訓練が必要と反省しています.(約10匹くらい落としたかな?)誰か船べり対策の妙案教えて・・・・・・・。
 ではまた来月度よろしくお願いします。

<<森西さん>>

 7月例会幹事、ご苦労様でした。
 日中は暑さとの戦いで汗がダラダラでて、上着、ズボンが汗ズクズクでしたがアジ(カワハギ)釣果はまずまずでした。一方、イカの夜釣りは、涼しいかったが釣果は残念ながらもうひとつでした。
 イカはなかなか釣れず、今年もダメかと思いましたが最後まであきらめず頑張った甲斐があったのか、夜の11時前から立て続けに3匹底付近で釣れてホッとしました。朝は、朝食前に久しぶりの海水浴を楽しみ、やはり海水は塩辛いなあと感じました。また海岸で記念の綺麗な小石拾いをして持ち帰りました。そんな小石を何にするのかって皆さん思うでしょうね。それは自分だけの秘密!
 いずれにしても楽しい一泊旅行でした。ありがとう。

<<富田>>

 アジ用のサビキ仕掛けの下に天秤をつけた仕掛けが有効でした。
]チャリコはそれに来ました。ただ欠点もありました。仕掛けがすぐに絡むことです。マイカは不調に終わりました。最初のポイントでは、海を見るとクラゲの大群で、これは釣れないなあと思ったら案の上、一匹しか釣れず、場所をかえたあとも4匹と駄目でした。月が満月に近かったせいでしょうか?
 チャリコは塩焼き、ハゲは煮付け、アジは塩焼き、マトウダイは刺身、マイカは刺身と湯通しにしました。塩焼きはチャリコよりアジが美味しかったです。この時期のアジは脂が乗っており、最高に美味い。マイカですが、刺身も美味しいですが、湯通しが最高です。我が家では2匹を刺身、3匹を湯通しにしましたが、湯通しはあっという間になくなりました。
マイカの湯通しの作り方と食べ方:魚の料理に掲載しました
 マイカの足と内臓を取る。胴の部分は丸いまま。切らない。沸騰した湯に入れる。時間は数秒間。湯にくぐらす程度。表面が白くなればOK。氷水に取り、冷やす。冷蔵庫で冷やしておき、食べる直前に輪切りにする。生姜醤油で食す。

<<安井さん>>

 7月度例会の幹事ご苦労様でした。おかげさまで事故も無く、楽しい魚釣でした。今後ともよろしくお願い致します。本命のイカが不漁で、朝魚屋で5匹釣りました。

<<丹松さん>>

 さびき仕掛けの下に天秤をつけ底物に挑戦した結果色々と釣れ満足しました。マイカはしゃくりすぎ、あじは船べりでのばらしが多く修業不足を実感しました的鯛とアコウは刺身とあら炊、マイカは刺身と富田氏推奨の湯どうし、チャリコは鯛めし用に塩焼きに、あじは南蛮漬け他で調理しました。

<<森さん>>

 今回、夜の部、イカ釣り名人不参加で 諸氏ペースつかめず苦労。わたくしときては、早々にあきらめ、道具をかたづけ、夕食時のビール効果も加わり、居眠りモードに。(船の廃棄ガスの匂いで安眠は かなわなかったが。)
 あの暑さをモノともしないみなさんの体力、気力にあらためて脱帽。
 サシミはどれもうまかったが特にあげるならマトウ鯛のマッタリ味が意外にも。

<<阿部さん>>

【日本海のアジ釣りの感想】
1.底から上部までアタリがあり、棚が取りにくい。
2.底を狙うと大物の外道が掛かる可能性があるが、同時に岩陰に持ち込まれ、仕掛けを取られる可能性も大きい。(釣果に揚げたアコウは、根ガカリでもたついていた所を、船頭が気がついて助けくれたお陰で釣り上げたもの。根ガカリは何回もあったが、今から考えると残念)
3.アミえびの撒き餌は、効率的に大量に撒くこと。決して籠を逆さに仕掛けることのないように。
4.アタリがあればすぐ上げることのないように。追い食いを待ちながら、ゆっくり引き上げる。
5.群れが寄ってくるチャンスは少ない。釣れ時にうまく取り込まないと釣果は望めない。
【日本海のマイカ釣りの感想】
1.初めてなのでなんの準備も出来ておらず、船頭供給の仕掛けのみが頼りだった。最初は不安であったが、一匹目が上がって目がさめた。
2.アタリは大きく分けて二種類。"ズー"と"ブルッ"。特に"ズー"は微妙で、神経を集中していないと見逃す。"ズー"の時は勢いよく巻き上げないこと。
3.引き上げる時の力の入れ方は微妙。経験でマスターする以外には方法がなさそう。
4.船上の光に多様な魚が寄ってくるので、仕掛けを工夫することによってマイカ以外も楽しめそう。実際、餌なしのサビキで簡単に小アジが釣れた。
5.これから早急にエギ、生きアジなどを使った釣り方もマスターして再チャレンジしたい。
【日本海の夜釣りの魅力】
1.夕日が山の端に落ちるときの景色は何回見ても飽きない。日が落ちるとなんとなく涼しく感じられるのは不思議。
2.船の灯の下で、50cmくらいの間隔に並んだくらげの大群が流れてゆくさまは壮観である。
3.くらげの大群がなくなると微細な小魚の群れが雲のように流れてゆき、それを追う小あじの群れが合流すると、小さな水しぶきが飛びはねる。その下を、おおきな烏賊や名の知れない肴の群れが隊をなして泳いでゆく。さながら一服の絵である。
4.月の光と船の灯が絶妙なコントラストで海面に映えると、CGで描いたような微妙な色合いの模様が海全体に一面に広がる。上手く写真にすれば、芸術写真が得られるはず。
5.蟹が海面を泳いでいるのを始めてみた。異様な風景である。
 
満足でした


いつもお世話になっている民宿『羽田』

『また来てね』と美人の女将とお嬢さん
 この時間が楽しくて
宮崎さんのソイ(45cm,1.1kg)

以上、天田 記(富田 改変)
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