大阪湾のタチウオ 明石・名田屋仕立て船(11月例会)

釣 行 日 2001年11月23日(金) 6:30出航、14:30納竿
行 き 先 明石⇒大阪湾 須磨・神戸沖
天   気 快晴、  波 穏やか
小潮
釣 り 船 名田屋仕立て船(仕立て)
釣 り 方 タチウオ天秤(40号)、自作仕掛け多数。
釣  果   タチウオ     墨烏賊    釣座
矢野 15       1   右舷一番前
阿部  6       2     二番目
高橋 10       4     三番目
森西  6       ー     四番目
佐味  4       4     五番目
加納  5       ー     六番目
森   5       3       艫
天田 13(Max110cm)  3   左舷一番前
大島  3       1     二番目
山本  6       ー     三番目   
岡田  7       8     四番目
丹松  7       1     五番目
富田  2       1     六番目
田中  9       ー       艫
 
<<釣行記>>

<<天田>>
 恒例のタチウオ釣りへ出かけました。雲一つない快晴、風も心地よく頬を撫で、波も静かな良い天候に恵まれました。
 釣果の方は今一、パッとしませんでしたが、自作の仕掛けに工夫をこらしたり、思わず墨烏賊が掛かったりで、みなさんそれぞれ楽しい1日であったと思います。  
 今回は矢野さんが竿頭でした。
 私が前回の練習で得た極意が今回は通用せず、あれは何だったのかなと焦りました。矢野さんは私の後ろで、悠々と私からは後ろ姿だけしか見えず、手の内を見せてくれませんでした。追いつきそうになると離され結局追いつけませんでした。
 そこで、また分析が始まります。
 矢野さんはコメントにも有りますように下からゆっくり上げていったと言っています。実は、昨晩風呂の中で考えたんですが、それだけではない。前のほうが良いのは何故か。後半、矢野さんは舳先でぽんぽんあげていたことを思い出し、実はあの船の揺れ具合がタチウオの誘いになっていて、舳先の揺れがもっともタチウオの誘いに適していたのではないかと判断しました。
 前回の練習では底から1−2mで細かく誘う(シャくる)という結論を出しましたが、今回はあの揺れが誘いであったし、仕掛けをゆっくり上げていく、この組み合わせですね。
 もう一つはイワシのワイヤでのくくり方です。
 頭をワイヤでしっかり固定し、身の部分はちょっと押さえる程度にする(谷川・いずみ丸の船長が教えてくれた方法です)。身の部分にワイヤを沢山巻きつけると、ひと噛みしたとき、ワイヤが歯に当たり嫌な感じを与えてしまって、しっかり食う気がしない。これはタチウオ君の弁です。
 いずれにしましても自然が相手ですから、前回と同じではない、いろんなケースがある、だから釣りは面白いんですね。
 今回は阿部、高橋両氏が新しく参加され、これからもますます楽しい会になりそうです。幹事の佐味さん、詳細に計画され、ありがとうございました。


 <<田中さん>>
@今年のテンヤ上下2段仕掛けは、70%成功でした。9匹中、上下テンヤ夫々に半分づつ釣れました。 但し、一荷はなし。来年は、一度に6Mを探れるテンヤ3段式も視野に入れ一荷必達が目標です。
<この案も既にまとまったので、早ければ本年実行かも?>
A今年は、釣果完敗なので、料理方法について一言。
 中型以上は、各自の料理方法にお任せとしてペーパーナイフ級は煮付にしてはいかがでしょうか? 小生、このサイズの2匹はこれでおいしく頂きました。中型のシッポもこれがよいのでは・・・。

<<佐味さん>>
 皆さんお疲れさんでした。
 今回は、釣果はやや不満足でしたが、快晴、無風で寒くも無く、暑くも無く、しかも潮まわりも小潮と、絶好の条件に恵まれ、また仲間だけの仕立て船ということもあって、思いっきり楽しめましたね。幹事としてホットしています。
 ところで、今回は例年になく、皆、思い思いの工夫や釣り方をしてましたね。テンヤを2個縦につなげてダブルをねらう田中さん、冷凍いわしに疑義を感じ生いわしでタチちゃんの食い気を誘っている食通の人(数人)、いわしよりさばのの方がうまかろうとタチちゃんを人間と混同して、さばの切り身でやる高橋さん、太刀魚だけにあきたらずイカもどっさり釣ろうとスッテを3個も付けあっちこっちに迷惑をかけている佐味さん、釣りは手返しが勝負とテンヤ2個を交互に交換する2丁拳銃型加納さん、などなど。その効果のほどは如何でしたか。自己評価をお聞きしたいですね。
 私の釣果は、嫁ハンと2人で食べるのに丁度の数でした。ただ、しゃべりの嫁ハン
が、ごく親しいご近所に亭主が釣りに行くと言ったものだから、その後始末が大変!! ともかく、自分の釣った太刀魚の塩焼きと今回もまたタレを持っていって漬けたイカの沖漬けをほおばりながら冷たいビールで喉を潤した次第。
 よかった!面白かった!うまかった!

<<矢野名人>>

 迷釣会のタチウオ釣りには2つのスタイルがあります。田中流と矢野流です。どちらが良いかは理屈ではなく釣果の多い方が勝ちです。昨年の例会は田中流の勝ち、今年の例会は矢野流の勝ち。矢野流が確立できたかどうかは自身がありませんが今年は例会の前に5回のタチウオ釣行トレーニングを積んで今回に臨みました。
田中流:先調子の竿であたりが早い(小さい)段階で合わせて引っ掛ける。
矢野流:胴調子(3.3m,30号)の柔らかい竿であたりの早い段階ではなくさらに大きく引き込んだ状態で合わせる。
 オリックス 高橋さんの釣り方は似ていた。
今回の釣りで心掛けたことは
・リールを止めて待つのではなく常にリールをゆっくり回し続けてタナを探る。
 (タチウオ釣りの初心に戻る。 昔 船頭に言われたとおりにする。)
・自分が釣ったタナ、周りの人が釣ったタナの付近を自信を持って探る。
 ここと確信した水深を初めは±10m、徐々に狭く±3mと狭めて行く。
・他人の竿は見ない、自分の竿先だけを凝視する。さもないと小さなあたりを見逃す。
その他
・今年 3回 餌の鰯は生と塩干物を試しましたが有異差は感じません。
それにしても何時も感心させられるのですが、矢野さんは努力家ですね

<<阿部さん>>
 昨日は大変お世話になりました。
 今回は、たくさんの釣果を得ることが出来ましたが、これは一重に天田、矢野両名人の近くに釣場を設けて頂いたお陰かと思います。餌を魚層の近くに持ってゆき、食い気をそそらすさおさばきを教えていただき、また微妙テクニックを盗ませていただきました。お陰で昨日は、釣の極意に触れたような気がしました。次回も宜しくお願いします。
<<丹松さんからのコメント>>
 昨日は、好天に恵まれ、楽しい一日を過ごすことが出来、喜んでいます釣果の件ですが、
1.たちうお:7匹(90cm級1、80cm級5、70cm級1)
2.いか  :1ハイ
 久しぶりに、大物?ばかりで大喜びです
 今日は、少し腕が痛いなか、後始末に追われています


以上、天田 記(富田 改変)
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